福翁自伝

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  • サイズ B6判/ページ数 221p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569708645
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

出版社内容情報

本書は「学び」の意義を自伝形式で描いた名著を読みやすく再編集。また、福澤諭吉を高く評価する脳科学者茂木健一郎氏の解説をつける。

「門閥制度は親の敵で御座る」の言葉でも知られる『福翁自伝』。本書は福澤諭吉の自伝的な一冊である。福澤は、学問と出会い、蘭学を学び、欧米諸国に留学し、西洋精神に目覚め、慶應義塾を創立するに至る。ある年には、「読書にくたびれ眠くなってくれば、机の上につっぷして眠るか、あるいは床の間の床ぶちを枕にして眠るか、ついぞ本当に布団を敷いて夜具を掛けて枕をして寝るなどということは、ただの一度もしたことがない」と語るなど、学問をする喜びが明確に伝わる内容となっている。



▼福澤の「知への姿勢」は、現代の私たちにとっても非常に学ぶところが多いのではないだろうか。



▼本書は「『学びの名著』としての『福翁自伝』を、読みやすく現代の読者に提供する」という編集方針の下に原典を抜粋し、読みやすさに配慮した編集を施した。また、巻頭には福澤諭吉を「行動の天才」と高く評価する茂木健一郎氏の解説を付けた。

●解説「情熱を育むもの」 茂木健一郎 
●幼少の時 
●長崎遊学 
●大阪修業 
●緒方の塾風 
●大阪を去って江戸に行く 
●始めてアメリカに渡る 
●ヨーロッパ各国に行く 
●攘夷論 
●再度米国行 
●王政維新 
●雑記 
●一身一家経済の由来 
●品行家風 
●老余の半生 
●参考文献 

内容説明

「学びの名著」を読みやすく再編集。茂木健一郎解説。

目次

幼少の時
長崎遊学
大阪修業
緒方の塾風
大阪を去って江戸に行く
初めてアメリカに渡る
ヨーロッパ各国に行く
攘夷論
再度米国行
王政維新
雑記
一身一家経済の由来
品行家風
老余の半生

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夜間飛行

45
英和辞典もない時代にようやく手に入れた英蘭辞典で学んだ諭吉は、渡米できた時どんなに嬉しかったろう。続くヨーロッパ視察では、わからない事が色々あって戸惑う所が面白かった。病院、銀行、郵便の仕組みはどうなっているのか。また、選挙や政党というものがあり、しのぎを削っている敵同士が酒を酌み交わす…諭吉から見ると、近代社会はさぞ不思議に満ちていた事だろう。わからないから学ぶという姿勢は幸せだ。わかったつもり程の不幸はない。門閥を父の敵と考える男の息継ぐ間もない知識欲が、良くも悪くも近代日本を作っていったのだと思う。2014/05/25

hiyu

7
教科書的なことしか知らなかった立場からすれば、なんと情緒豊かな人だろうと思う。ものすごく柔軟性性があるというか、リアリストでもある。2016/12/01

ドルフィンマン

7
読みやすかったです。前半の遊学して世界観を広げていく下りは、読んでいてワクワクしました。2011/09/10

mikyao2006

7
読みやすくて良いです。若い頃からの事柄が手にとるようにうまく表現されている。2013/01/26

ありんこ

6
中津から出て江戸へ行きたい、そして今度は海外へ行きたい。と次々に自分の願望を形にしていく。勉学は人一倍、人が書いたものなら何でも読むと全く分からない外国語の本を辞書を片手に読む。すごい!見習うべきところがたくさんあった。2011/02/21

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