出版社内容情報
「生きるとはどういうことなのか?」を発見する本。
「本当に生きているのか?」と本気で自分自身に問いかける。「何のために生きるのか」ではなく「生きるとは何か」を真摯に考える本。
【生きる】とは赤ちゃんから老人になって死ぬまでの過程です。個人の気持ちには関係がなく、起こる現象そのものです。そして、人は何かを捨てて、捨てて、前に進んでいくのです。これはおもちゃを捨てないと大人になれないように、何かを捨てて、成長することなのです――。生きることは苦しいことであると、現代では当たり前のようにいわれ、人々は苦しみから逃れるために、富を、名誉、知識を得、成功を収めようとしているが、それでほんとうの幸福が得られるのだろうか?と、著者は問いかける。生きることは動いていること、体の細胞のすべてが動いていることにすぎない。本書には、短い言葉の中に、多角的に見る『生きる』が存在している。スリランカ上坐部仏教の長老が語る生きる形はシンプルにして奥深く、現代人の不安定な気持ちを取り除き、破壊してくれる。本当の自分に気づかせるヒントにあふれた、新しい幸福の形を見出させてくれる『生きる』論!
●第1章 生きるとはなにか
●第2章 瞬間を生きる
●第3章 生きることは苦
●第4章 怒りをなくす
●第5章 結果と原因
●第6章 あきらめる
●第7章 幸福感とは
●第8章 人の心
●第9章 苦しみを乗り越える
●第10章 生きる目的とは
●第11章 生きるために学ぶ
●第12章 愚か者
●第13章 人間関係の方法
●第14章 生きる方法
●第15章 捨てて生きる
●第16章 変わる人、変わらない人
●第17章 正しく生きるために
内容説明
生きることは捨てることです。われわれはものを捨てて、捨てて、進んでいきます。おもちゃを捨てないと大人になれないように、成長とはなにかを捨てることなのです。捨てて、捨てて、進むことは、正しい生き方です―。ブッダの智慧から学ぶ本当の幸福。
目次
生きるとはなにか
瞬間を生きる
生きることは苦
怒りをなくす
結果と原因
あきらめる
幸福感とは
人の心
苦しみを乗り越える
生きる目的とは
生きるてまに学ぶ
愚か者
人間関係の方法
生きる方法
捨てて生きる
変わる人、代わらない人
正しく生きるために
著者等紹介
アルボムッレ・スマナサーラ[アルボムッレスマナサーラ][Alubomulle Sumanasara]
スリランカ上座仏教(テーラワーダ仏教)長老。1945年4月、スリランカ生まれ。13歳で出家得度。国立ケラニヤ大学で仏教哲学の教鞭をとる。1980年に来日。駒澤大学大学院博士課程を経て、現在は(宗)日本テーラワーダ仏教協会で初期仏教の伝道と瞑想指導に従事し、ブッダの根本の教えを説き続ける。朝日カルチャーセンター(東京)講師を務めるほか、NHK教育テレビ「こころの時代」などにも出演。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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