出版社内容情報
アジアの留学生が絶賛する日本文化講義。
日本人は「あいまい」だからこそ成功した。その「あいまいさ」を生み出したものとは? 韓国人学者が「和」の文化の本質に迫る。
日本人は「物事をはっきり言わない」「自主性がない」などと非難されることが多い。だが韓国出身の比較文化学者である著者はいう。むしろ曖昧だからこそ、日本は世界有数の安全で豊かな国になれたのだ。これからは世界全体に、調和がとれた人間関係、環境への順応性を生み出す「曖昧力」が求められる時代になるだろう。
▼では、日本人の曖昧さはなぜ生まれたのか? 微妙な歪(ゆが)みを愛する美意識の源泉とは? 本書では日本文化、日本人の精神性の本質に迫り、以下のようなテーマをとりあげる。
▼◎日本人はなぜ旅に出るのか ◎「美の大国」日本はいかにして生まれたか ◎なぜ日本人は穏やかなのか ◎なぜ日本庭園にいると想像が膨らむのか ◎なぜ日本には武士が生まれたのか ◎天皇はいかにして日本社会に平等をもたらしたのかetc.
▼拓殖大学で超人気の多国籍講義を紙上再現! 日本の強さと美しさの謎を明かす知的興奮の一冊。
●第一回 日本文化の基礎 ――日本人の「曖昧さ」の根にあるもの
●第二回 日本人はなぜ旅に出るのか
●第三回 「美の大国日本」はいかにして生まれたか
●第四回 日本人はなぜ微妙な歪みを愛するのか
●第五回 日本の職人はなぜ自然の声に耳をすますのか
●第六回 世界で一番平等で安全な社会を築いた国はどこか
●第七回 なぜ日本人は穏やかなのか
●第八回 日本はいかにして「アジア文明の博物館」となったのか
●第九回 日本語はなぜ「受け身」を多用するのか
●第十回 なぜ日本庭園にいると想像が膨らむのか
●第十一回 なぜ日本には武士が生まれたのか
●最終回 天皇はいかにして日本社会に平等をもたらしたのか
●特別書き下ろし講義 世界的な課題としての「日本風」
内容説明
日本人は「物事をはっきり言わない」「自主性がない」などと非難されることが多い。だが韓国出身の比較文化学者である著者はいう。むしろ曖昧だからこそ、日本は世界有数の安全で豊かな国になれたのだ。これからは世界全体に、調和がとれた人間関係、環境への順応性を生み出す「曖昧力」が求められる時代になるだろう。では、日本人の曖昧さはなぜ生まれたのか?微妙な歪みを愛する美意識の源泉とは?日本庭園の世界観や、旅好きの国民性の由来などにも迫る。拓殖大学の超人気講義を紙上再現。
目次
日本文化の基礎―日本人の「曖昧さ」の根にあるもの
日本人はなぜ旅に出るのか
「美の大国日本」はいかにして生まれたか
日本人はなぜ微妙な歪みを愛するのか
日本の職人はなぜ自然の声に耳をすますのか
世界で一番平等で安全な社会を築いた国はどこか
なぜ日本人は穏やかなのか
日本はいかにして「アジア文明の博物館」となったのか
日本語はなぜ「受け身」を多用するのか
なぜ日本庭園にいると想像が膨らむのか
なぜ日本には武士が生れたのか
天皇はいかにして日本社会に平等をもたらしたのか
世界的な課題としての「日本風」
著者等紹介
呉善花[オソンファ]
1956年、韓国・済州島生まれ。韓国で女子軍隊経験を持つ。83年に来日、大東文化大学(英語学専攻)の留学生となる。その後、東京外国語大学大学院修士課程(北米地域研究)修了。評論家。現在、拓殖大学国際学部教授。著書に、『攘夷の韓国 開国の日本』(文春文庫、第五回山本七平賞受賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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