出版社内容情報
ショウペンハウエル「読書について」の新訳。
読書について、ショウペンハウエルが残した思索と言葉の数々。出版洪水と読書術ブームにあって、我々が見直すべき読書本来の姿を示す。
本書は、19世紀ドイツの哲学者・ショウペンハウエルの読書にまつわるエッセイ3篇を新訳したものです。およそ150年前に書かれましたが、その指摘の数々は、あたかも現代の状況を予見したかのようです。
▼「大部分の読者が飛びつく本には手を出さないことだ。話題沸騰で増刷を重ね、あげくに一年で寿命が尽きてしまうようなものがこれに当たる」「読書に没頭して現実の世界から逃避してはならない。自分で考えるきっかけと気分というものは、現実の世界を見ているときの方が、読書をしているときよりもずっと頻繁にやってくるからである」――。
▼「出版洪水」と言われ、「読書術」ブームが起こっている今、ショウペンハウエル一流の箴言は、読書や自己啓発に関する我々の謬見をみごとに正してくれることでしょう。
●まえがき
●自分で考えること
●著述と文体について
●読書について
●訳者あとがき
内容説明
哲学者による読書論の名著。新訳でついに登場。
目次
自分で考えること
著述と文体について
読書について
著者等紹介
ショウペンハウエル[ショウペンハウエル][Schopenhauer,Anthur]
十九世紀ドイツの哲学者
赤坂桃子[アカサカモモコ]
1955年生まれ。上智大学文学部ドイツ文学科および慶應大学文学部卒業。ドイツ語・英語翻訳者。ドイツ語通訳者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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