出版社内容情報
中学受験をさせる前に考えておくべきことは?
「私学信仰」の高まりとともに中学受験は過熱の一途。今や教育は「消費」になり下がった! 教育の現状、親の意識のあり方に一石を投じる。
ますます過熱する中学受験――。しかし、中学受験に合格したからといって、それで本当に子どもは幸せになれるのでしょうか? 公立の質が落ち、私立がいいという評価は本当に正しいのでしょうか? 中学受験ブームは、なんだかおかしい――きっと誰もが、そう気づきはじめているのではないでしょうか?
▼本書は、この国の教育現場に35年に亘って向き合ってきた著者が、教育の現状を鋭く見据え、その本質的な問題点を深く掘り下げた1冊です。「中学受験を否定はしない。しかし見落としていること、親がもっと真剣に考えるべきことがあまりに多すぎる」と著者は訴えます。親なら、誰だって子どもの将来の幸せを願うもの! それゆえに、中学受験に迷ってしまいます。親としてどう選択をするべきか――この本から、決断のための大きなヒントが得られるはずです。
●第一章 中学受験に殺到する親と子
●第二章 学校教育に意味を見出せない時代
●第三章 思索の蓄積がない教師と親に教育はできるか
●第四章 「平凡」を育てる受験の統治効果
●第五章 「物質の豊かさが心の充足」という論理
●第六章 「パターン人間」ばかり生み出す小作人文化
●第七章 学歴社会に限界が見えてきた
目次
第1章 中学受験に殺到する親と子
第2章 学校教育に意味を見出せない時代
第3章 思索の蓄積がない教師と親に教育はできるか
第4章 「平凡」を育てる受験の統治効果
第5章 「物質の豊かさが心の充足」という論理
第6章 「パターン人間」ばかり生み出す小作人文化
第7章 学歴社会に限界が見えてきた
著者等紹介
宮川俊彦[ミヤガワトシヒコ]
1954年、長野県生まれ。国語作文教育研究所所長。35年にわたり青少年の作文・表現教育を実践。表層的な指導ではなく、人間の内面に分け入った表現教育活動を展開し、学校教育の枠を超え、人間そのものの分析・育成の最前線に位置している。また400を超す大手企業・自治体に赴き、人事政策など教育顧問活動でも大きな実績をあげている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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