出版社内容情報
現行の「男女共同参画」は女性を幸せにしない。
「男女共同参画社会」=「一億総働きバチ社会」の下では、女性は安心して子供を産めません! 老若男女が真に共生できる社会への提言。
現在、家族、学校、職場、社会の様々な場所で繰り広げられる男女の関係は大きく変化し、いろいろな歪みや矛盾が目立ち始めている。「働く女性」にエールを送り、ありとあらゆる法律で保護されてきたにもかかわらず、男女格差は温存されたまま、女女格差は広がり、非正規雇用は増え、若い世代では結婚すらできにくくなり、子供も産み育てにくい世の中となっている。
▼人々は「少子化」を軽く見ているが、いろいろな意味で社会に大きなマイナスの影響を及ぼすことを自覚するべきだろう。男女同権を掲げ、労働市場に参画していくことに重きを置く男女共同参画ではなく、次世代への責任として老若男女共生社会をめざす、そのための少子化対策、家族政策、介護政策を急ぐべきだと思う。男性よりも他社への「共感」能力に優れているという「女の脳」がもっと活かされる社会になれば、女性はもちろん、すべての人たちが幸せになれるのではないだろうか。(本文より抜粋)
●はじめに ――「愛」が欠落した「男女共同参画社会」
●序章 格差をつくったのは誰か
●第一章 「いのち」が尊重されない社会
●第二章 小泉政権がつくった中産階層家族崩壊のカラクリ
●第三章 「老若男女共生社会」を目指そう
●第四章 「母性我」が消滅し、「個人我」が増殖する
●第五章 自壊する日本の家族
●終章 家族を再生し、次世代を育てる共生社会を
内容説明
「男女共同参画社会」=「一億総働きバチ社会」の下では、女性は安心して子供を産めません。老若男女が真に共生できる社会への提言。
目次
序章 格差をつくったのは誰か
第1章 「いのち」が尊重されない社会
第2章 小泉政権がつくった中産階層家族崩壊のカラクリ
第3章 「老若男女共生社会」を目指そう
第4章 「母性我」が消滅し、「個人我」が増殖する
第5章 自壊する日本の家族
終章 家族を再生し、次世代を育てる共生社会を
著者等紹介
山下悦子[ヤマシタエツコ]
東京生まれ。女性史研究家、評論家。1979年、日本女子大学卒業。東京都立大学にて日本古代史、歴史学を学ぶ。現在、事務所「ラ・フェミニテ」主宰。神奈川大学エクステンション講座で家族論を講義。国際日本文化研究センター共同研究員(比較文化、思想を研究)、日本女子大講師などを歴任。『毎日新聞』論壇時評「雑誌を読む」を担当(1995年~1998年)、『日本経済新聞』『産経新聞』『東京新聞』などジャーナリズムでも活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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