内容説明
ひきこもりじゃない、フリーターでもない、究極の遊び人生「隠居」ご提案!文句なし!
目次
隠居って、こんな感じ(一日のようす;隠居って何? ほか)
隠居食のこと(忙しいとないがしろになるもの;ヒマになると、食に興味がわく ほか)
隠居に至るまで(3年間ひきこもってみて感じたこと;口が退化しはじめる ほか)
隠居あれこれ(何でお金がないと生きていけないの?;ホームレスに会いに行ってみた ほか)
著者等紹介
大原扁理[オオハラヘンリ]
愛知県生まれ。高校卒業後、3年間ひきこもり、海外一人旅を経て、現在隠居5年目(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
旅するランナー
220
隠居するということは「お金をかけなくても生きていけるようにする方法」を模索する旅でもありました。「水を得た魚」ならぬ「孤独を得た隠居」。のように、20代で隠居をはじめた作者による前向きでざっくばらんな言葉が溢れてます。人間それぞれいろんな考え方・生き方・幸せの感じ方があることを、あらためて思い起こします。2021/07/01
夜間飛行
172
若い頃こういう生活に憧れたけどできなかった。いま在宅勤務と腰痛リハビリのため、40年ぶりで家にずっといる。散歩も著者と同じように毎日一時間くらいしている。この生活に慣れるにつれ、数年前に一ヶ月無休で働いた時のことを思い出した。あの時も大変だったけど、今も楽じゃない。コロナという禍に遭い、家にいながら却って仕事のことばかり考えてしまう。結局、仕事時間以外も責任を感じるような生活をしている限りどこにいても重たい。それを断ち切らなければ快適生活にはほど遠いのだ、と気づいた。「人生引き算」という発想は参考になる。2020/05/11
シナモン
161
今日「何ができるか」より「何はしなくてもいいか」「人生引き算」の考え方がとても参考になった。自分はなんと欲深かったのだろうと気付かされました。それは遊びや趣味だけでなく家事に対する姿勢にも言えて、毎日毎日こうでなきゃ、工夫してもっとこうしなきゃと知らないうちに自分を縛っていたんだなぁと実感。「まだ汚れあるけど、まぁいいか。がんばったんだし」「毎日の食事の支度に手間をかけない。心を込めない」肩の力が抜けて楽になる一冊でした。2020/09/24
yomineko@ヴィタリにゃん
78
良いですね~この男性。自由過ぎて羨ましい限りです。凄くまともな考えと感性を持っておられる。激務自慢とかおかしいです!でも世間ではそれが自虐どころか普通になっている。出来るだけ働かずに暮らす工夫の数々。現在は台湾で隠居されているそうですが、楽しそう🎵2023/03/11
mayu
57
なぜ予約してたのか分からない。郊外の小さな安アパートを借り、週に2日だけ働く。人に迷惑をかけず、友人は厳選した人が少し(来るものは適当に拒み、去るものは追わず)携帯、テレビは持たず、社交をせず、たまに都会に行って贅沢もするが基本的に欲はない。現代社会と距離を置くことに貪欲にこだわる。自分の生活をこよなく愛し、楽しんでいる。20代でこれができるとは!いや20代だからできるのか。しかし、彼の言うことも分からなくもない。隠居まではいかずとも、見直してみてもいいかもしれない。欲しいとか便利でなく、必要かどうか。2020/09/29
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