出版社内容情報
変革の時代に求められるリーダー像とは? 日本人が尊敬し続ける改革者「上杉鷹山」の実像を描いた歴史ノンフィクション。
内村鑑三により「代表的日本人」の一人として海外にも紹介された上杉鷹山。
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▼彼ほどイメージが先行している歴史的人物もいないだろう。生前から理想の名君として褒め称えられ、戦前は修身の教科書で子供たちの模範と教えられ、米沢では上杉謙信と並んで神社の祭神にまでなった。
▼それは、凡人に真似できないようなカリスマ性や特別な才能ゆえではなく、真摯に生き仕事に取り組んだ結果であるが、これまでの偉人伝等では子供の時から卓越していた人物であるかのように書かれている。
▼これでは、鷹山の真実の姿がどこかへ消えてしまうのも致し方ない。
▼地方の首長へのアンケートで「理想のリーダー 第一位」に選ばれ、今もなお尊敬され続ける上杉鷹山。
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▼本書では、「竹は竪に割るべし。横に割るべからず」と説く合理主義者でもあった稀代の政治家・経営者の実像を「小説的伝記」という試みで、余すところなく描き出す。
●第一章 江戸っ子の若君、颯爽と登場
●第二章 私が上杉家の養子となるまで
●第三章 名門上杉家をめぐる人々と断絶の危機
●第四章 改革の手始めと抵抗勢力の反乱
●第五章 第一期改革の明暗と天明の飢饉
●第六章 「伝国の辞」と三十五歳の隠居
●第七章 「政は王道の他に道はなく」
●第八章 上に立つ者は良き家庭人たるべきこと
内容説明
日本人が尊敬し続ける理想の名君、激動の生涯を自伝形式で綴る。鷹山の藩政改革は、なぜ成功したのか。
目次
第1章 江戸っ子の若君、颯爽と登場
第2章 私が上杉家の養子となるまで
第3章 名門上杉家をめぐる人々と断絶の危機
第4章 改革の手始めと抵抗勢力の反乱
第5章 第一期改革の明暗と天明の飢饉
第6章 「伝国の辞」と三十五歳の隠居
第7章 「政は王道の他に道はなく」
第8章 上に立つ者は良き家庭人たるべきこと
著者等紹介
八幡和郎[ヤワタカズオ]
作家・評論家。徳島文理大学大学院教授。(財)環日本海経済研究所、コーポレートガバナンス協会理事。1951年滋賀県大津市生まれ。東京大学法学部卒業後、通商産業省に入省。フランス国立行政学院(ENA)留学。テレビ等で改革派官僚として永田町や霞ヶ関など日本社会の現状を鋭く批判する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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