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聞き書き・日本海軍史

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  • サイズ B6判/ページ数 227p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569704180
  • NDC分類 397.21
  • Cコード C0030

出版社内容情報

海軍士官たちが語る、日本海軍の実像。

大和ミュージアム館長が、海軍士官たちから直接聞いた貴重な証言集。あまり語られることのなかった日本海軍の実像が浮かび上がる。

東京都目黒区の海軍大学校跡の建物を本拠とした、財団法人資料調査会。昭和53(1978)年、海軍文庫を開設したその会には、あたかも旧海軍の佐官クラスの倶楽部のように、日々日本海軍関係者が集まった――。

▼現在、呉市海事歴史資料館(大和ミュージアム)の館長を務める著者は、海軍文庫開設当時から司書として運営に携わる。本書は、そこに集った海軍関係者本人から著者が直接聞いた、貴重な証言をまとめたものである。

▼当事者として「一人称」で語られる太平洋戦争の体験談は、他の戦記本にはない重み、迫力に満ちている。本書で取り上げられた人物は、士官搭乗員・藤田怡与蔵、通信参謀・関野英夫、第八艦隊参謀長・大西新蔵、艦上攻撃機搭乗員・山下清隆、従軍カメラマン・牧島貞一ほか、実に多彩な人物たち。太平洋戦争の新たな側面が見えてくる!

●プロローグ ――日本海軍士官の証言 
●第1章 節を曲げぬ海軍士官の一典型 ――大井 篤 
●第2章 常に最前線で戦った士官搭乗員 ――藤田怡与蔵 
●第3章 死線をくぐり抜けた通信参謀 ――関野英夫 
●第4章 ラジコン戦艦を生んだ技術士官 ――山本正治 
●第5章 第一次ソロモン海戦勝利を導いた参謀長 ――大西新蔵 
●第6章 マリアナ沖海戦を戦った整備科予備士官 ――三原 誠 
●第7章 三百九十二回の出撃を重ねた飛行艇隊長 ――日辻常雄 
●第8章 日本海軍に警鐘を鳴らし続けた中将 ――新見政一 
●第9章 真珠湾から終戦当日まで飛び続けた艦爆乗り ――小瀬本國雄 
●第10章 情報の重要性を訴え続けた通信参謀 ――中島親孝 
●第11章 戦後、海軍批判を続けた連合艦隊参謀の思い ――千早正隆 
●第12章 南太平洋海戦でホーネットへ雷撃したつわもの ――山下清隆 
●第13章 技術調査でドイツへ。戦後は戦争裁判資料を整理 ――豊田隈雄 
●第14章 海軍の従軍カメラマンとして各地の海戦に転戦 ――牧島貞一 
●終章 帝国海軍軍人たちの戦後 
●あとがき  

内容説明

大和ミュージアム館長が直接聞いた、日本海軍士官たちの貴重な証言!海軍大学校跡の建物を本拠とした財団法人史料調査会―そこに集った人々の証言から、日本海軍と太平洋戦争の実像が浮かび上がる。

目次

プロローグ―日本海軍士官の証言
節を曲げぬ海軍士官の一典型―大井篤
常に最前線で戦った士官搭乗員―藤田怡与蔵
死線をくぐり抜けた通信参謀―関野英夫
ラジコン戦艦を生んだ技術士官―山本正治
第一次ソロモン海戦勝利を導いた参謀長―大西新蔵
マリアナ沖海戦を戦った整備科予備士官―三原誠
三百九十二回の出撃を重ねた飛行艇隊長―日辻常雄
日本海軍に警鐘を鳴らし続けた中将―新見政一
真珠湾から終戦当日まで飛び続けた艦爆乗り―小瀬本國雄
情報の重要性を訴え続けた通信参謀―中島親孝
戦後、海軍批判を続けた連合艦隊参謀の思い―千早正隆
南太平洋海戦でホーネットへ雷撃したつわもの―山下清隆
技術調査でドイツへ。戦後は戦争裁判資料を整理―豊田隈雄
海軍の従軍カメラマンとして各地の海戦に転戦―牧島貞一
帝国海軍軍人たちの戦後

著者等紹介

戸高一成[トダカカズシゲ]
1948年、宮崎県出身。多摩美術大学美術学部卒業。1992年、(財)史料調査会理事就任。1999年、厚生省所管「昭和館」図書情報部長就任。2005年、呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)館長就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

小豆

2
当時の海軍士官、参謀、技術士、カメラマンなどの人達から聞いた話が纏められています。戦前から戦後の海軍軍人が置かれていた状況を個人のエピソードで知ることが出来るのは貴重だと思います。2015/12/06

Uzundk

1
戦後70年に迫る今ではもう聞くことが出来ないであろう戦争実体験者の言葉、それも軍幹部に近い人達の語りを著者である戸髙さんが書き起こした物。どのように戦争へ、そして終戦へ向かったのか。当人によって語られるそれらは、人ごとのようだった戦争を目の前に見るかの様に感じさせてくれた。クソ被弾だと!うちのかわいい瑞鶴をよくも!米国許すまじ! はさておき、今でもいや、今だからこそ組織の運営、状況判断、戦争という政治状態を生き抜く手段を学ぶことが重要だと感じた。2014/01/26

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