出版社内容情報
日本の格差社会論の矛盾を説き明かす力作。
日本は本当に、メディアが喧伝するような「格差社会」なのか? 社会に蔓延するさまざまな「格差社会論」の矛盾を衝く書下ろし問題作。
メディアには、雇用不安、ワーキングプア、非正規社員・派遣の問題、生活保護も受けられない困窮生活者の問題など、「格差社会」問題と称する情報が、あまた流されており、書店に行けば、「格差社会論」の本が、所狭しと並べられている。しかし、本当にそうなのだろうか? メディアにあふれる情報をそのまま信じても良いものか? 本書では、断じてそのような情報を鵜呑みにすべきではないとする著者が、決然たる筆で、世の中に反論を放つ。なぜならば、「良いところ、悪いところを総合的に判断すれば、日本は間違いなく今の時点で世界一よい国だと思う。さらに、国民全体に勤勉さを尊ぶ勤労倫理や、『昨日より今日、今日より明日のほうがよい社会であってほしい』と願う健全な成長志向が浸透しているから、この国はもっとすばらしい国になれる」と、本書によって確信できるからだ。「日本の未来は暗い」と思わされている人々必読の、現代日本を見る正しい視点!
●第1章 泥沼への一里塚か、すばらしい国への叱咤激励か
●第2章 魔女狩りは、やめよう
●第3章 政治は多数決、経済は少数決の世界
●第4章 世界一平等化圧力の高い国
●第5章 不安で自信のない子どもたちだからこそ、未来を託せる
●第6章 「戦略なき漂流国家」と「ダボハゼ型事業ポートフォリオ」こそ理想の姿
●第7章 死にいたる自己憐憫に陥ってはいけない!
内容説明
「日本の未来は暗い」という悲観論は、知的エリートの悪あがきにすぎない!―やがて世界は、日本を見習うか、没落するかの岐路に立たされる。その理由を、具体的データを用いて綿密に立証する。
目次
第1章 泥沼への一里塚か、すばらしい国への叱咤激励か
第2章 魔女狩りは、やめよう
第3章 政治は多数決、経済は少数決の世界
第4章 世界一平等化圧力の高い国
第5章 不安で自信のない子どもたちだからこそ、未来を託せる
第6章 「戦略なき漂流国家」と「ダボハゼ型事業ポートフォリオ」こそ理想の姿
第7章 死にいたる自己憐憫に陥ってはいけない
著者等紹介
増田悦佐[マスダエツスケ]
1949年、東京都に生まれる。一橋大学大学院経済学研究科修了後、ジョンズ・ホプキンス大学大学院で歴史学・経済学の博士課程修了。ニューヨーク州立大学助教授を経て、外資系証券会社数社で、建設・住宅・不動産担当アナリストをつとめる。現在、(株)ジパング経営企画室シニアアナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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なおわん
ダンボー1号
mi_ana_yam
Sira82
しも3