出版社内容情報
「大学」「中庸」から修己治人の教えを学ぶ。
『論語』『孟子』とともに「四書」として日本人に大切にされてきた『大学』『中庸』。仁・義・礼など人間の徳について説いた「人生の教科書」から、現代人は何を学ぶべきか。
日本の先人たちは、この国の素晴らしい伝統をつくる上で、中国伝来の儒教(儒学)から多くのことを学んだ。儒教の教えを金科玉条のごとく鵜呑みにしたわけではなく、採るべきは採り、捨てるべきは捨て、そのエッセンスを吸収したのである。
▼こうしてつくられた伝統が明治という国家をつくり、その流れが曲りなりにも昭和まで受け継がれてきたと言ってよい。
▼今、日本人がなすべきことは何か。
▼アメリカに学ぶのもいい。新しい道を探すのもいい。
▼しかしそのまえに、先人たちの残してくれた素晴らしい伝統に目を向け、受け継ぐべきものはしっかりと受け継いでいくことではないかと著者は言う。
▼仁・義・礼・智・信などの人間の徳について説いている本書には、現代人が学ぶべき人としての道と徳のあり方など大切な先人たちの教えが、新訳を加えて数多くちりばめられている。
内容説明
鍛えるべきは能力と人格。『論語』『孟子』とともに「四書」として日本人に大切にされてきた『大学』『中庸』。仁・義・礼・智・信などの人間の徳について説いた「人生の教科書」から、現代人は何を学ぶべきか。
目次
百言(学問をする目的とは何か;まず志を定め目標を立てる;物に本来あり、事に終始あり;修身・斉家・治国;正心誠意、格物致知 ほか)
百話(敬せざるなかれ;敖りは長ずべからず;楽しみは極むべからず;逃げてはならぬ困難もある;争いに勝とうとするな ほか)
著者等紹介
守屋洋[モリヤヒロシ]
著述業、中国文学者。1932年、宮城県生まれ。東京都立大学大学院中国文学修士課程修了。現在、中国文学者として、著述や講演などで活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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かず
かいてぃ〜
マリリン
かいてぃ〜
かいてぃ〜