新訳 大学・中庸―自分を磨いて人生を切りひらくための百言百話

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新訳 大学・中庸―自分を磨いて人生を切りひらくための百言百話

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  • サイズ B40判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569703176
  • NDC分類 123
  • Cコード C0030

出版社内容情報

「大学」「中庸」から修己治人の教えを学ぶ。

『論語』『孟子』とともに「四書」として日本人に大切にされてきた『大学』『中庸』。仁・義・礼など人間の徳について説いた「人生の教科書」から、現代人は何を学ぶべきか。

日本の先人たちは、この国の素晴らしい伝統をつくる上で、中国伝来の儒教(儒学)から多くのことを学んだ。儒教の教えを金科玉条のごとく鵜呑みにしたわけではなく、採るべきは採り、捨てるべきは捨て、そのエッセンスを吸収したのである。

▼こうしてつくられた伝統が明治という国家をつくり、その流れが曲りなりにも昭和まで受け継がれてきたと言ってよい。

▼今、日本人がなすべきことは何か。

▼アメリカに学ぶのもいい。新しい道を探すのもいい。

▼しかしそのまえに、先人たちの残してくれた素晴らしい伝統に目を向け、受け継ぐべきものはしっかりと受け継いでいくことではないかと著者は言う。

▼仁・義・礼・智・信などの人間の徳について説いている本書には、現代人が学ぶべき人としての道と徳のあり方など大切な先人たちの教えが、新訳を加えて数多くちりばめられている。 

内容説明

鍛えるべきは能力と人格。『論語』『孟子』とともに「四書」として日本人に大切にされてきた『大学』『中庸』。仁・義・礼・智・信などの人間の徳について説いた「人生の教科書」から、現代人は何を学ぶべきか。

目次

百言(学問をする目的とは何か;まず志を定め目標を立てる;物に本来あり、事に終始あり;修身・斉家・治国;正心誠意、格物致知 ほか)
百話(敬せざるなかれ;敖りは長ずべからず;楽しみは極むべからず;逃げてはならぬ困難もある;争いに勝とうとするな ほか)

著者等紹介

守屋洋[モリヤヒロシ]
著述業、中国文学者。1932年、宮城県生まれ。東京都立大学大学院中国文学修士課程修了。現在、中国文学者として、著述や講演などで活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かず

22
7年ぶりの再読。10数年前に儒教や仏教といった思想にのめりこんだ。動機はより良い人生を送るため。以降数年前までその手の本を読み続け、ある時、正に悟りが開けたかの感覚を得て、以来遠ざかっていた。今回再読したのは己の不徳を正さんと欲した為。『大学』のみ再読した。『大学』では「修身斉家治国平天下」という。自らの身を修めることが、ひいては天下泰平に繋がるのだという壮大かつ平易なロジックを高らかに謳う。修身、私はまだまだだ。齢50にあと半年あまりで達する。節目の年を納得をもって迎えたい。今後半年の生き方を心に期す。2021/08/15

かいてぃ〜

19
再読。やはり『ザ・教養』とでも言うべき、人間として生きていく為に大切な事が書かれている。中身濃いなぁ〜。学ぶという姿勢を正してくれる1冊として繰り返し繰り返し読む必要がある。偉くなくても良いから、今よりもまともな人間にならないと!と思えた。2017/04/13

マリリン

15
【再読本】「大学」「中庸」「易経」「礼記」「書経」「左伝」からなる本書を初めて手にしたのは数年前。中国が好きか嫌いかは別として、今の時代だからこそ何度か読みたくなる一冊。つい忘れがちになるが易経の循環思想は頭に入れておきたい。好きな卦は本書にも登場する泰卦と下卦上卦が逆になった否卦。2018/05/01

かいてぃ〜

14
ざっと再読。大学・中庸は、たまに読み返した方が良いですね。ビシッと筋が通っているので、身が引き締まる思いです。「毅然としていながら、謙虚な気持ちでいること」は大事ですね。2020/04/19

かいてぃ〜

9
論語を少し読んでみて、他の中国古典も知ってみたいという人には非常に良い本だと思う。大学・中庸だけではなく、書経、易経、礼記等も記載されてお得です。(私は正に本書のターゲット)リーダーであろうとなかろうと、相手を敬い、謙虚な気持ちを持つ事は大切。後は学んだ事を実行する事ですね。こういった古典に触れる事で少しは清い気持ちになれるのが良いですね。2015/09/15

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