出版社内容情報
本田宗一郎の熱い思いと哲学がいま甦る 。
戦後日本を代表する技術者・経営者の原点ともなる書。本田イズムといわれる、熱い思いと哲学を綴った本田宗一郎の第一作を復刊。
本書は、本田技研工業が四輪車製造に進出する前の昭和35年に、本田宗一郎氏が自ら著した初めての作品。日本のこと、政治・経済のこと、技術やレースに対する思いが綴られている。
▼「大衆に向けてどういう製品をつくったらいいかと、アンケートを取ることは参考になる。しかし、大衆が知っていることなのだから、それはもはや新しいデザインではない」と言い切るところに、技術者としてのプライドが見て取れる。
▼本書を通じて浮かび上がる氏の哲学に古さはなく、むしろ今でこそ学ぶところが多い。
▼また、時間を超えて現代に語りかけてくるような文体は、氏の人柄を表わしているようでもある。
▼夢を追い続け、本田技研工業を町工場から世界のホンダに育て上げた男の原点がここにあった!
●技術とは
●汗と創意
●個と全体
●小僧時代
●日に新た
●細心なれ
●国民性論
●新デザイン学
●美と個性
●島国根性
●政治と技術
●ネオ能率論
●真理に徹す
●浅間雑感
●カミナリ論
●欧州断想
●軽四輪考
●文化人論
●性能と価格
●看板と中味
●逆立ち役人
●保護と自立
内容説明
夢を追い求めた男の原点。いま、甦る、幻の第一作。
目次
技術とは
汗と創意
個と全体
小僧時代
日に新た
細心なれ
国民性論
新デザイン学
美と個性
島国根性
政治と技術
ネオ能率論
真理に徹す
浅間雑感
カミナリ論
欧州断想
軽四輪考
文化人論
性能と価格
看板と中味
逆立ちと役人
保護と自立
著者等紹介
本田宗一郎[ホンダソウイチロウ]
1906年(明治39年)、静岡県に生まれる。小学校卒業後、アート商会(東京・自動車修理工場)に入社。28年、のれん分けして浜松アート商会を設立。自動車修理工として成功するが飽きたらず、東海精機重工業(株)を設立しピストンリングの製造を行なう。46年、本田技術研究所、48年、本田技研工業(株)を設立。オートバイ『ドリーム』『スーパーカブ』などを次々に開発。59年、英国マン島TTレースに初参加。61年、マン島TTレースで1~5位を独占して完全優勝する。62年、四輪車に進出。64年、F1GPに挑戦。65年、F1メキシコGPで初優勝。72年、低公害のCVCCエンジン発表。アメリカの排ガス規制法であるマスキー法規制に、世界で初めて合格する。73年、社長を退任、取締役最高顧問となる。89年、日本人として初めてアメリカの自動車殿堂(AHF)入り。91年、84歳で逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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