内容説明
明治のはじめに日本の美の伝統を守り、新しい息吹きを与えた九鬼隆一と岡倉天心。新しい英雄像を描いた物語り。
著者等紹介
北康利[キタヤストシ]
昭和35年12月24日愛知県生まれ。大阪府立天王寺高校、東京大学法学部卒。富士銀行入行、平成20年6月みずほ証券退職。中央大学専門職大学院国際会計研究科客員教授。PHP総合研究所「次代を考える東京座会」メンバー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kaizen@名古屋de朝活読書会
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九鬼隆一、兵庫県三田出身。あとがきに偉人伝ではないとのこと。まとまった情報が少ないとのこと。最初は福沢諭吉との出会いにはじまり、岡倉天心との交流を踏まえて記述している。文部省に勤務。森有礼ら著名人がたくさんでてくる。明治の歴史の一面を知るのによい。著者は愛知県生まれ、大阪育ち、東京の大学で銀行勤務。 2013/11/28
ふたも
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美術史でよく知られた人物のエピソード+αの部分、つまり著者の想像部分に共感できるかどうかで好き嫌いが出そうだ。2015/05/18
Gen Kato
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岡倉天心と九鬼波津子、九鬼周造の関係に興味があったので。近代政治史から美術史まで、豪華な顔ぶれが次から次へと登場して、頁を繰る指を止められませんでした。読んでいるうち作者の出身校がじわじわとにじんで来る感じがあったのですが、経歴確かめたら案の定。2014/04/09
matsu0310
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☆☆初っ端で「単なる伝記物ではなさそう」と期待させられたが…結局,伝記物どまり2009/09/26