PHP新書<br> プロ棋士の思考術―大局観と判断力

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プロ棋士の思考術―大局観と判断力

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  • サイズ B40判/ページ数 206p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569701110
  • NDC分類 795
  • Cコード C0230

内容説明

トップ囲碁棋士のなかでも、とくに優れた大局観をもつ著者が、プロとして勝ち続けるために必要な、ものの見方、考え方を明快に説く。布石、定石、手筋といった知識・技術の先にある囲碁の極意とは?幼少期から劣等生で、意志が弱く、誘惑に勝てなかった著者が、いかにして最強の囲碁棋士となったのか?「捨石の発想」「悪手が好手になるとき」「強さと弱さは同居する」「負けには理由が必ずある」―物事の本質を見抜く勝負師の言葉は、ビジネスにも人生にも通じる普遍性をもつ。

目次

第1章 「正しいか」より「新しいか」でものを見る―大局観と判断力
第2章 不安な手イコールだめな手とは限らない―劣等感と深く考える力
第3章 「どうあっても!」は知恵の宝庫である―捨石法と発想力
第4章 希望に向かう船にはどんな風も順風に働く―メンタル管理と勝負強さ
第5章 最悪の状況で最善の布石を積み上げる―プラス思考と強運力
第6章 自分を進めることは世界を少し進めること―先手をつかむ私の提案

著者等紹介

依田紀基[ヨダノリモト]
1966年北海道美唄市生まれ、岩見沢市育ち。安藤武夫六段門下。1980年入段してプロの囲碁棋士となる。1984年18歳で名人戦リーグ入り。1988年第4回日中スーパー囲碁に先鋒で出場し6人抜き。1991年NHK杯初優勝、以後優勝5回。1993年九段。1995年十段、以後2連覇。1996年碁聖、以後3連覇、通算6期。同年第1回三星火災杯世界オープン囲碁選手権優勝。2000年名人、以後4連覇。2006年第7回農心辛ラーメン杯世界囲碁最強戦に主将として出場、3人抜きで日本チームに初優勝をもたらした。タイトル獲得数35(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mass34

15
感動、繰り返し、根本から考える、工夫を加える、感謝、健康、虚仮の一念。心が勝ち負けを決めている。確かに、その通りかも。大棋士も人間、参考にさせていただきます。2017/01/30

ひみーり

12
昔のプロ棋士らしい型破りな生き様、つくづく時代だよなと思ってしまう。依田ノート持っていたどこいったけ読みたくなった。虚仮の一念2024/02/11

tellme0112

7
棋士でなければ依存症オヤジだったのか…?意外と話が膨らんで楽しかった。囲碁の話はほとんどない。2019/07/02

文章で飯を食う

5
囲碁に勝つために最も重要なのは、虚仮の一念だと言う。技術やセンスなどでは無いのだと。何だか、愉快になってくる。しかし、簡単なことではない。心を磨くのだから、むしろ、大変だ。2014/10/19

Kaz

3
囲碁は打たないのですが、大好きな将棋に通ずるところが多々あり、興味深く読み進める事が出来ました。虚仮の一念という概念は初めて耳にしました。自分の中で咀嚼するにはなかなか難しいですが、念頭に置いておくことにします。前半に比べ後半は理路整然としていなかったのが残念です。2012/07/14

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