出版社内容情報
一介の浪人であった若者が天下を動かせた理由。
幕末の混乱した時代を拓くために“第三の道”を模索した男。脱藩から暗殺されるまでの5年間を駆け抜けた龍馬の人間観、世界観、人生観。
28歳で土佐藩を脱藩し、33歳で暗殺されるまでのわずか5年間で日本を大きく変えた革命児・龍馬の人間観、世界観、人生観。土佐の町人郷士の次男として生まれた龍馬。当時の土佐藩は、他藩以上に身分差別の激しい土地柄であった。同じ侍の中でも上士と呼ばれる層と下士と呼ばれる層には毅然とした差別が存在しており、龍馬の生まれた坂本という家は、藩老福岡家の預かりではあったが、あくまでも下士に属する層であった。龍馬が脱藩して自由な志士になった経過には、こういう差別の手かせ足かせが多かった土佐藩に嫌気がさしていたこともあっただろう。そして龍馬は脱藩した。龍馬に魅了された精鋭なる人々と幕末の混乱した時代を拓く新しい鉱脈を求めて“第三の道”を発見する。行動の人、愛の人、そして人生の師、坂本龍馬の人間学。
●まえがき なぜ、いま改めて龍馬か ――二十一世紀に生きのこる“第三の道”
●第一章 自己変革の土壌を耕し続けた龍馬
●第二章 独創的な人間関係を確立した龍馬
●第三章 経済を重視した龍馬
●第四章 自分の魅力を自分でつくりだした龍馬
●第五章 複眼でものを見つづけた龍馬
●第六章 理想主義と現実主義を一致させた龍馬
内容説明
三十一歳で暗殺されるまでのわずか五年、日本を大きく変えた革命児・龍馬の人間観、世界観、人生観。
目次
まえがき なぜ、いま改めて龍馬か―二十一世紀に生きのこる“第三の道”
第1章 自己変革の土壌を耕し続けた龍馬
第2章 独創的な人間関係を確立した龍馬
第3章 経済を重視した龍馬
第4章 自分の魅力を自分でつくりだした龍馬
第5章 複眼でものを見つづけた龍馬
第6章 理想主義と現実主義を一致させた龍馬
著者等紹介
童門冬二[ドウモンフユジ]
1927(昭和2)年、東京生まれ。東京都立大学事務長、東京都広報室長、企画調整局長、政策室長などを歴任。1979年、美濃部亮吉東京都知事の退任とともに都庁を去り、作家活動に専念する。都庁在職中の経験をもとに、人間管理と組織運営の要諦や勘所を歴史と重ね合わせた作品で、小説・ノンフィクションの分野に新境地を拓く。著書多数。『暗い川が手を叩く』で第43回芥川賞候補。1999(平成11)年春、勲三等瑞宝章を受章。日本文芸家協会会員、日本推理作家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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