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PHPビジネス新書
排出権取引とは何か―知っておきたい二酸化炭素市場の仕組み

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  • サイズ 新書判/ページ数 199p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569700625
  • NDC分類 519.13
  • Cコード C1234

内容説明

鉄鋼、電力からメーカー、コンビニチェーン、果てはJリーグの球団まで…多くの企業や団体が先を争って購入している「排出権」。地球温暖化の危機が叫ばれるなか、温室効果ガスを“排出できる権利”とも言えるこの「排出権」をめぐって世界的な取引市場が生まれ、日本でも企業のCSR担当者も注目している。本書では、「環境保護」が企業にとって避けて通れない今、知っておきたい排出権市場の仕組みと状況をプロがわかりやすく解説する書である。

目次

第1章 「排出権」ブームがやってきた
第2章 だまされないで!その「排出権」はホンモノですか?
第3章 米国・オーストラリアの政権交代で劇的に拡大する「排出権取引」
第4章 空気がカネになる―発展途上国で過熱する「排出権プロジェクト」
第5章 世界中にリンケージを拡げる「EU排出権取引制度」
第6章 世界の孤児になりつつある日本の状況
第7章 「排出権」で儲ける2つの方法

著者等紹介

北村慶[キタムラケイ]
慶應義塾大学卒。ペンシルベニア大学経営大学院(ウォートン・スクール)留学。大手グローバル金融機関勤務。(財)日本証券アナリスト協会検定会員、ファイナンシャル・プランナー一級技能士(国家資格)。日米欧で、投資ファンド、M&A仲介・コーポレートアドバイザリー業務、および環境関連のプロジェクト・ファイナンスや金融商品開発に携わる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しゃび

1
タイトルの通り、排出権が何かは大まかにわかった。理解しやすい本。2012/02/22

Yuko2

1
京都議定書に基づく加盟国間の取引制度(京都メカニズム)の排出権(京都クレジット)には、AAU・CER・ERUの3つの類型がある。特に、CERに関する記述(国家の思惑やリスク等)が興味深かった。2008/08/17

RNDMN

0
とてもコンパクトに排出権取引の全体像がまとめられていて理解しやすかった。各国の思惑や本音の部分は面白い。 欧州は東欧諸国の経済不振、米国は議会で議定書加盟の否決を予めシナリオに織り込んだ上で、目標を高く設定しているように見せかけ、日本にも高い目標を迫り結果として、日本は排出権買取に莫大な資金を使用せざる負えなったという経緯も初めて知った。 そうした経緯を念頭においてCOP21での議論を見守りたい。2015/10/24

taming_sfc

0
北村慶氏による2008年の著作。京都議定書約定期に入り、排出権に関する国民の関心が高まったタイミングでの出版である。論調は極めて平易かつ落ち着いており、とくに排出権の分類、排出権にだまされないための説明など、一般読者を意識した文章となっている。専門家からすれば既知の内容ばかりということになろうが、私的には分かりやすい説明とはこういうものかと思い、これからの自分の論文や講義に生かしていこうと思った。2010/11/12

beet

0
北村慶氏の本は読みやすく、かつ興味深い。

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