告白 源氏物語

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569699554
  • NDC分類 913.36
  • Cコード C0095

内容説明

千年の時を超えて、いま甦る光源氏をとりまく54人の女たち。姫君たちの、きわだつ個性、浮かび上がる人物像。

目次

桐壷―桐壷更衣の告白
帚木―指喰い女の告白
空蝉―空蝉の告白
夕顔―夕顔の告白
若紫―紫上の乳母の告白
末摘花―末摘花の告白
紅葉賀―源典侍の告白
花宴―朧月夜の告白
葵―葵上の告白
賢木―六条御息所の告白〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よみにゃん子

2
紫式部や光源氏から少し視点を移動して、光源氏に愛された女たちが思いを語る短編集。彼女たちはあの時幸せだったのか、本当の気持ちは・・・作者が「源氏物語」では振り回されるばかりだった姫君たちになり代わり、光への愛はもちろん、愚痴やら何やらを告白してくれます。いわれてみれば平安時代の姫君たちもそれぞれに思うところはあったはずですね。頷きながら、笑いながら、時にしんみりとしながら読みました。原作を読んでいれば面白さ倍増です(というか、読んでいた方が良いかも)。

風花 kazahana

0
光源氏を取り巻いた女性たちの独白を作者が創作して描いたもの。 超現代人の言い回しに多少引くところもあったが 心の内を知ることができたような気にさせられた。源氏物語自体が創作物なのに まるで大河ドラマのように歴史の裏話を知ったような気になりました。一人一人の説明文により 物語全体を把握する事ができ理解するのに助けになりました。それにしても 人間関係のもつれた糸をときほどいて理解するには 相当な読み込みが必要ですね。女性の運命が男性に支配されていますが 子 孫の男性の人生も狂わされているのでした。2019/11/27

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