内容説明
わが子かわいさのあまり無理難題をつきつける「モンスターペアレント」。“いじめなんてない”と逆ギレする「モンスターティーチャー」。自分の気持ちだけを優先する大人たちの増殖が問題となっている。「先生がうちの子を起こして!」「キモイから担任を替えて!」「教師の私にたてつく気か!」…親と学校の壁はますます高くなるばかり。面倒な対話がなくても生きられる現代社会、このバラバラ状態は変わらないのか?民間出身の公立中学校長として奮闘した著者に、真に子どものためになる子育て・教育改革の道を聞く。
目次
第1章 バカ親の壁(バカ親、登場―居心地のよさを求めて(うちの子のためにサッカー部をつくれ!;うちの子にスリッパを貸して! ほか)
バカ親、ゴネる―「消費者様」の行き着く先(先生がうちの子を起こして!;あの子を登校停止にしろ! ほか)
バカ親、こだわる―「自分の気持ち至上主義」の弊害(あの親と同じ学級にするな!;キモイから担任を替えて! ほか))
第2章 バカ教師の壁(私のクラスにいじめがあると言うの!;アイツは校長にたてつくおかしなヤツ! ほか)
第3章 親と子の壁(「成熟社会」とは何か;成熟社会に必要な「チカラ」 ほか)
著者等紹介
藤原和博[フジハラカズヒロ]
1955年生まれ。東京大学経済学部卒業後、リクルートに入社。東京営業統括部長、新規事業担当部長などを歴任ののち、96年に同社フェローに。2003年東京都で民間人初の公立中学校長となり注目される。ベネッセ賞、博報賞、文部科学大臣賞に輝く新機軸、「よのなか」科や地域本部主催の「土曜寺子屋」「英語アドベンチャーコース」「夜スペ」を次々と打ち出した
川端裕人[カワバタヒロト]
1964年生まれ。作家。東京大学教養学部卒業後、日本テレビに入社、マナティ、イルカなどの海岸哺乳類や亜南極のペンギンなどをテーマに調査、取材。在職中より、自然と人間とのかかわりをテーマにしたネイチャーライティングを試みる。独立後ニューヨーク・コロンビア大学ジャーナリズムスクール研究員として在籍。98年『夏のロケット』(文藝春秋)で小説家デビュー。サントリーミステリー大賞優秀作品賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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shigoro
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