PHP新書<br> バカ親、バカ教師にもほどがある―子ども化する大人たち

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バカ親、バカ教師にもほどがある―子ども化する大人たち

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  • サイズ 新書判/ページ数 217p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569699462
  • NDC分類 374.6
  • Cコード C0237

内容説明

わが子かわいさのあまり無理難題をつきつける「モンスターペアレント」。“いじめなんてない”と逆ギレする「モンスターティーチャー」。自分の気持ちだけを優先する大人たちの増殖が問題となっている。「先生がうちの子を起こして!」「キモイから担任を替えて!」「教師の私にたてつく気か!」…親と学校の壁はますます高くなるばかり。面倒な対話がなくても生きられる現代社会、このバラバラ状態は変わらないのか?民間出身の公立中学校長として奮闘した著者に、真に子どものためになる子育て・教育改革の道を聞く。

目次

第1章 バカ親の壁(バカ親、登場―居心地のよさを求めて(うちの子のためにサッカー部をつくれ!;うちの子にスリッパを貸して! ほか)
バカ親、ゴネる―「消費者様」の行き着く先(先生がうちの子を起こして!;あの子を登校停止にしろ! ほか)
バカ親、こだわる―「自分の気持ち至上主義」の弊害(あの親と同じ学級にするな!;キモイから担任を替えて! ほか))
第2章 バカ教師の壁(私のクラスにいじめがあると言うの!;アイツは校長にたてつくおかしなヤツ! ほか)
第3章 親と子の壁(「成熟社会」とは何か;成熟社会に必要な「チカラ」 ほか)

著者等紹介

藤原和博[フジハラカズヒロ]
1955年生まれ。東京大学経済学部卒業後、リクルートに入社。東京営業統括部長、新規事業担当部長などを歴任ののち、96年に同社フェローに。2003年東京都で民間人初の公立中学校長となり注目される。ベネッセ賞、博報賞、文部科学大臣賞に輝く新機軸、「よのなか」科や地域本部主催の「土曜寺子屋」「英語アドベンチャーコース」「夜スペ」を次々と打ち出した

川端裕人[カワバタヒロト]
1964年生まれ。作家。東京大学教養学部卒業後、日本テレビに入社、マナティ、イルカなどの海岸哺乳類や亜南極のペンギンなどをテーマに調査、取材。在職中より、自然と人間とのかかわりをテーマにしたネイチャーライティングを試みる。独立後ニューヨーク・コロンビア大学ジャーナリズムスクール研究員として在籍。98年『夏のロケット』(文藝春秋)で小説家デビュー。サントリーミステリー大賞優秀作品賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ふろんた

23
うちの子も4月から小学生なので、その心構えとして。タイトルが激しすぎるけど、教師も親もまあいろんな人はいるだろう。クラス替え、席替えをするたびに毎回数件のクレームが保護者から来るというのは、知り合いから聞いたことがあるぞ。2017/03/21

たか

17
納得できる内容満載。非常に勉強になった。居心地がいいから子供が伸びるわけではなく、居心地がよくないからこそ、工夫して乗り越えることで伸びていく。なるほど。2019/09/04

なつ

8
時代が変わった。いいのか悪いのか。順応していけるようにならなければ。2013/07/20

shigoro

8
本書に出てくるケースはテレビなんかで見かけたりするが、校長である藤原さんの説明で、いかに教師と親が、互いに理解し合えてないことが分かる。結局は子供を含めたコミュニケーション不足から起きている。そして前提として教育は学校と家庭の両輪からなることを互いに忘れてはいけない。といっても一昔前のような学校には戻れず、これかも互いの関係性が変化し続けていくのかもしれない。 2011/09/12

コンクリ君

4
面白かったです。読みやすい本でした。やはりコミュニケーション能力って大事ですね。生きにくい世の中を、頑張って生き抜いていきましょう!2014/05/19

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