内容説明
「この人になら、自分の話を聴いてもらいたい」。そう思わせる人は意外に少ない。人は自らを認めてもらいたいと願う余り、つい「聴く」ことよりも「話す」ことを優先させてしまう。しかし人間的に成長する人とは、話を聴く力がある人のことである。聴き上手は価値ある知恵を得、困難に打ち克ち、いい人間関係を結ぶことができる。本書は、コミュニケーションの研究を六十余年続けてきた著者による渾身の一冊である。効果的な相づち・姿勢、相手の真意をつかむコツ、質問の仕方などを、忘れ難い実例を挙げて諄々と説く。
目次
第1章 私たちにとって聴くとはどんなことか
第2章 聴くことは多くのメリットをもたらす
第3章 あなたをひとまわり大きくする
第4章 話しやすい聴き手になる心がまえ
第5章 聴き上手になるためのテクニック
第6章 なぜ聴き違えが起こるのか
第7章 真意をつかむ聴き方をしよう
第8章 訊き出すための努力
第9章 訊くときに気をつけたい質問法
著者等紹介
永崎一則[ナガサキカズノリ]
1926年鹿児島県生まれ。早稲田大学卒業。45年に話し方の研究をはじめ、東海大学講師として、日本で初めて「対話論」(話力学)を講ずる。多くの大学や研修所の講師を兼任。文部科学省各種委員。官公庁、会社(2500社・団体)で、話力、話し合いなどの助言にあたる。人間の総合力としての話力理論を開発。72年に話力研究所を設立し、92年、話力総合研究所へ名称変更。現在同所所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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