部下を壊す上司たち―職場のモラルハラスメント

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  • サイズ A5判/ページ数 251p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569698434
  • NDC分類 336.4
  • Cコード C0034

内容説明

10人に1人が自殺を考える日本の職場環境―部下が、派遣社員が、職場が壊れていく。デキる上司ほどやってしまう。今、労働現場でおきている、信じられない“実態”とは。

目次

序章 職場の悲鳴
第1章 部下が壊れる
第2章 苛立つ職場
第3章 困った部下たち
第4章 戸惑う職場
第5章 現代パワハラ事情
第6章 パワハラとは何か

著者等紹介

金子雅臣[カネコマサオミ]
1943年生まれ。東京都勤務で長年にわたり労働相談の仕事に従事する一方、社会派のルポライターとして活躍。セクハラ問題では第一人者として講演活動などに取り組んでいる。また日本ではじめてホームレスという言葉で社会問題を提起し、精力的なルポで実情を紹介した。最近ではパワーハラスメントを職場の新たな問題として取り上げ、警鐘を鳴らしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ニック

4
上司に不満を持っていたためタイトルに引かれて読破。職場が歪んでしまったのはなぜかを考えさせられた。2012/06/09

ハル

2
目を逸らそうとしても、気持ちを切り替えようとしても、心を蝕んでいく職場でのハラスメント。何で年休が欲しいの?とか、勤務終了時間をもっと早い時間に変えて、とか、明らかに労基法に違反する事をさも当たり前のように要求する上司。大声で怒鳴り散らす上司。無知すぎる上司に何も言えない自分に嫌悪。わたしの働く病院の現状。きっと看護師の職場なんてどこでも一緒なのだろう。2018/05/09

おーしゃん

2
久しぶりにエグイ本を読んだ。そんじょそこらのホラー小説よりも、遙かに恐怖と寒気を感じることだろう。部下が壊れる、というキャッチフレーズから、管理する立場から、どうしたら部下を壊さないか?を考える為に読み始めたのですが、壊れた人たちの実例に挙げられた人たちは、30代半ばの中間管理職ばかり。役職と上からの圧力の板挟みになり、普通に頑張って来た人たちが潰れていく様は、まさにホラーと言うより他なかった。著者は、労働基準監督署で長年働いてきた人で、背筋の凍る様な実例がたくさん紹介されていた。でも、どうすればいいの?2011/08/24

aochama

1
10年前の本ですが、古さを感じさせません。 パワハラ問題の具体的な事例による状況が生々しいですが顛末だけで、どう対応したのかまでの記載はなく、その後最後に少しだけ叱り方とパワハラ修正についての言及がありましたが、対処方法の部分はもう少し分量が多くても良かったような気がします。2019/05/28

あんさん

0
厳しさを増す職場環境、能力主義・成果主義、正社員と短期雇用者の混在、人数が減らされた少数精鋭主義の中で、長い間同じ釜の飯を食ってお互いに理解しあい、信頼関係を作り上げるといったやり方は通用しないのか。以前ほどではなくなったとは思うが、転職をネガティブに考えない社会、転職しやすい社会、転職者を受け入れやすい社会に。それにしても、日本の企業社会では自分よりも上か下かでしか人を見ることができないのか。2015/09/20

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