内容説明
沁みる、響く。美しい「音」を心で聴きとめ、言の葉に解き明かす。
目次
鳥
海
天
人
風
植物
虫
動物
川
著者等紹介
山下景子[ヤマシタケイコ]
兵庫県神戸市生まれ。武庫川女子短期大学国文科卒。現在、神戸市在住。「北海道・北の讃歌コンクール」「愛知・名古屋マイソング」で最優秀曲など、作詞作曲で数々の賞を受賞。夢子というハンドルネームで、メールマガジン「センスを磨き、幸せを呼ぶ―夢の言の葉」を配信中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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森の三時
7
日本語って素敵だなと思わせる本でした。日本語にはたくさんの擬音語がある。昔の日本人にはどのように聴こえて、どのように文字を綴ったのか、とても興味深かった。季節柄、蝉の声を紹介。みんみん蝉は、「見う見う」。会いたい、会いたいと短い命を恋に焦がれて鳴きとおす。つくつく法師は、「美しい佳し」。「美し」は愛しい気持ちのことなので、好きだよ、素敵だよと鳴いているとか。実際も、蝉は夏の間、恋人を求めて鳴く。うるさいほど鳴くのはヒッシだからですので、これからは温かい目で見てあげましょう。挿し絵もとても素敵でした。2015/08/09
さちこ
3
いままでうるさいと思っていたミンミン蝉の鳴き声ですが、その名前の由来は「見う見う」鳴くから。なんと「会いたい会いたい」と昔の人は聞いたらしい。次にミンミン蝉が鳴くときには私もうるさいと思わなくなるかもしれません。2010/02/12
野火*
2
こういうのを読むと改めて日本語の素晴らしさと日本人の感性の鋭さを感じます。それにしても、虫や鳥たちは素直で健気だ。2011/03/26
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