内容説明
あらゆる勝負事のなかでも、増減するお金の大きさから、もっとも厳しいとされる投資・相場の世界。その分野で勝ちつづける人たちがいる。なぜ勝てるのか?「運」「ツキ」と呼ばれるものの正体は何か?「強い人ほど負け方を知る」「情報は少なく深く利用する」「予想も予測もしない」「同じ過ちは絶対に繰り返さない」「好き勝手にできることは驚くほど少ない」―“相場で飯を食べられる人”の知られざる日常生活、仕事術の一端を垣間見つつ、プロフェッショナルな思考様式の核心を明らかにする。
目次
第1章 相場師はよい仕事か(相場師はよい職業である;私が相場師をしている理由 ほか)
第2章 相場師になれる人、なれない人(資格は「お金がある」こと;頭の良し悪しは関係ない ほか)
第3章 相場の“常識”を疑え(「ラクラク儲かる」は大ウソ;「相場カン」を信じるな ほか)
第4章 強い相場師になるコツ(「中国株」に飛びつく前に;理屈より先に手が動くか ほか)
第5章 自分だけの戦略をもつ(長期投資か、短期投資か;相場の世界で生きていける人 ほか)
著者等紹介
高田智也[タカダトモヤ]
1969年兵庫県生まれ。地元職業高校卒業後、地元工場勤務。2001年より自らの投資法を研究開発しトレーダーとなる。6年間平均で年利80%以上をたたきだす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まる@珈琲読書
5
★★★☆☆ ■再読。緩い感じの文章でサクッと読めます。主張はシンプルで当たり前のことですが、結局、当たり前ができるかどうかということなのでしょう。 ■健康であること。資格はお金があること。頭の良し悪しではないが、勉強するかどうか。自分のやり方を持っているか。素人か玄人かは負け方で決まる。情報は厳選し最少にする。相場はお金を失うことがある。自己責任。損をしないようにやらないという選択肢。 ■マネーボールは読んでみたい。2018/06/08
けんけん
2
○相場師の素養 根気ある人→繰り返し検証が大事。 ○相場感、相場勘という言葉 本・セミナーで、自分で理解できていない事をセミナー等で講師が使う常套句。 ○一般人とファンドマネージャーの違い 大差ない。損切りが適切にされるかどうかだけ ○株価の予想はしない テクニカルや技術でのみ対応する ○情報は狭く、深く利用する。 使う情報を厳選する、 ○負け方が大事 ○本やセミナー講師を頻繁にしている人間 相場師でない。相場師に年に何冊も本を書く時間はない。2023/01/24
ykengo
2
相場師と呼ばれる人の相場への向き合い方がわかる本。本書の中で何度も何度も出てくるのが学習と検証の大切さ。そしてそこから自分だけの戦略を確立すること。 「勉強なんて無駄。とにかく相場に入って経験を積め」というような説は良く見かけるが著者は否定している。経験は大事だが、学習と検証を十分に行なって強くなってからでないとトレードの経験をプラスの経験にできない。やはりまず徹底的に学習と検証をして自分なりの方法論を確立しなければならないことがよくわかった。2012/12/06
葵堂
1
自画自賛系の相場師語り。読み物としては面白い部分もあつのだが。2016/08/22
iwazer
1
私はこの手の本が実は大好きだ(汗)しかしサクサク読めるなぁ。昼飯前に買って、昼と帰りで半分読めた(笑)本書は具体的な方法論は全くないので、もうけ方を知りたいなんて人向けではないのであしからず。 雰囲気は林輝太郎さんの著書と似てるんだけど、大きな違いが一つ。林さんは実際に金を使って売買してみないと上達しない、対して本書の高田さんは上達するまでは絶対に金を使わずにシミュレーションしなさい。 著者の考え方は相場以外でも色々とためになります。2008/02/21