内容説明
後世に名を残す剣客たちの「強さの真髄」を見事に描いた著者会心の決定版短編小説集3部作。
著者等紹介
津本陽[ツモトヨウ]
1929年、和歌山市生まれ。東北大学法学部卒業。サラリーマン生活を経て、小説家を志す。1978年、『深重の海』で直木賞受賞。1995年、『夢のまた夢』で吉川英治文学賞受賞。1997年、紫綬褒章受章。2003年、旭日小綬章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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なつきネコ@中学入学した化け猫
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武道の段位をもつ作家だから、どんな話何だろうなと思って手に取った。個人的に、中島登の話が明治の剣客話ふうな、王道無双ぽくて楽しめた。さらに明治の武士の苦労を語った榊原鍵吉も良かった。一直線な江戸っ子気質かと思えば、以外に商売上手だった。さらに千葉周作の試合描写はたしかに剣道家としての上手さは出てるとは思うし、戦いの妙はよく出てるが。薩摩関係になると人を斬れるだの切り合いは威力だの試斬家の悪癖が出てきてる。後、むやみに長い刀万能説を垂れ流すのはいただけない。さらに目釘を湿らすなんて眉唾をは唖然としてしまう。2014/12/19
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