かくれオタク9割―ほとんどの女子がオタクになった

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  • サイズ B6判/ページ数 190p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569693095
  • NDC分類 367.21
  • Cコード C0030

内容説明

「オタク」はもはや「ふつうの人」の意味。押し付けの「流行」なんて興味ない。オタクだから友達になれて、話の通じない“一般の人”とはそれなりに―銀座と渋谷と東池袋。すべてが集約された週末を楽しむ人たち―1969年生まれ以降の世代に、何が起こったのか。

目次

序章 オタク男とも、ふつうに付き合える
第1章 二次元の世界もリアルも、ぜんぶ楽しい
第2章 かくれオタクは何を嗜好するのか?
第3章 オタクだから友達ができる
第4章 かくれオタクのお買い物
終章 かくれオタク女子が最後に選ぶのは誰?

著者等紹介

杉浦由美子[スギウラユミコ]
1970年生まれ。大学卒業後、会社員・派遣社員を経て、フリーランス記者・ライターとなる。『婦人公論』(中央公論新社)などの雑誌やWEB等で取材・執筆を幅広く行っている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

プル

17
2007年出筆、2008年出版物。内容が古いのは承知の上で、どんな時代を経たかを確認できる一冊。この頃は、まだmixiだっけ?ある領域に、知識が深くお金も投資し、外に活動するのは、単なる趣味と思うなぁ。同じ趣味の人と交流しても全く不自然はない。しかもその好きな物が、他人では理解され易い物も、オタク表現するようになると。オタク=オ「宅」なのに、外へ活動できても「宅」。オタクは勲章になったって事?タイトル「かくれオタク」…定義がしっかりしていないから、内容が乱雑、ゴミデータで引用する分いい加減でも読み易い内容2020/11/27

さんまさ

7
2008年発行。締めの部分で「オタク女子ブームは終わりつつある」と自己否定入っちゃってて笑った。社会分析は概ね頷けるものだが、消費の多様化や追求型消費すなわち「突き詰めること」を「オタク」と単純化してしまうと、いわゆるリア充的な趣味人と非リア的でキモいと思われがちなオタクの微妙な違いが捨象されてしまう違和感があるなぁ。筆者の一貫した「オタクとリア充は両立してるんだよ!」論はオタク内にすら階級を生みそうで、未だに残る世間一般の差別意識の形を変えているだけな気がしてきた。2013/09/11

めぐねい

6
昔より簡単にオタクって言えるようになったからね。オタクの意味も変わってきたんだと思う。他の人と違う趣味をオタクだったりするのだけど、その割に同士を見つけたかったりとかね。かくいう私も漫画が好きで、同じ漫画が好きな人を見つけるとうれしくなる。あとこの本にはチョコレートマニアのことが書かれてあったけど、これも私のことやな(^^;2019/10/22

ココアにんにく

5
エキセントリックな人々を期待して読み始めましたが、広義な「おたく」でした。人生をかけている人から、○○に興味がある程度まで。キャラクター→アイドル→恋人という興味の移り変わりは納得です。この過程をこじらせることで「おたく」的要素が出てくるのではと勝手に想像します。出版された10年前でも市民権を得ている。自分の好きなモノ(事)に集中的にお金を使う消費行動。夢中になるものがある人って幸せそう。2017/05/23

あづさ/kyoka

4
腐女子の定義には疑問を感じたけど。オタクに限らず現代女性の感覚や行動規範を率直に書いてくれてる気がする。2008年の発行だけど、現在はさらに一般化してきてるよね。2013/04/16

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