PHP新書<br> 司馬史観と太平洋戦争

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司馬史観と太平洋戦争

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  • サイズ B40判/ページ数 204p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569693071
  • NDC分類 210.75
  • Cコード C0230

内容説明

日清・日露戦争だけを美化し、戦前・戦中の昭和を断罪した司馬遼太郎の歴史観が、戦後の日本人に与えた影響は計り知れない―。護憲派は大戦を「侵略戦争」と称し、保守派は彼らの歴史認識を「東京裁判史観」と批判する。我々にとってかけがえのない過去は、左右両派のイデオロギーによって書き換えられてしまった。一方で、朝日新聞と読売新聞は“共闘”して「戦争責任」を追及。しかし、罪を問う資格のある日本人などいるのだろうか?我々は昭和の歴史をどう振り返るべきか。先の戦争をあらためて問う。

目次

第1章 日清戦争と太平洋戦争
第2章 「昭和」に通底する司馬史観の陰影
第3章 朝日・読売共闘宣言に異議あり
第4章 「リベラルからの反撃」を粉砕する
第5章 改めて「靖国問題」を考える
終章 大東亜戦争という悲劇

著者等紹介

潮匡人[ウシオマサト]
1960年青森県生まれ。早稲田大学大学院法学研究科博士前期課程修了。早大法学部卒業後、航空自衛隊に入隊。第304飛行隊、航空総隊司令部、長官官房勤務等を経て三等空佐で退官。その後、書籍編集者、シンクタンク客員研究員、聖学院大学専任講師等を経て、帝京大学短期大学准教授、評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さきん

13
日清・日露戦争だけを美化し、戦前・戦中の昭和を断罪した司馬遼太郎の歴史観が、戦後の日本人に与えた影響は計り知れない―。護憲派は大戦を「侵略戦争」と称し、保守派は彼らの歴史認識を「東京裁判史観」と批判する。我々にとってかけがえのない過去は、左右両派のイデオロギーによって書き換えられてしまった。一方で、朝日新聞と読売新聞は“共闘”して「戦争責任」を追及。しかし、罪を問う資格のある日本人などいるのだろうか?我々は昭和の歴史をどう振り返るべきか。先の戦争をあらためて問う。2016/03/29

おらひらお

7
2007年初版。図書館でタイトル借りしましたが、残念な一冊。著者は結構身内に甘い見解を示してありますが、確か旧軍もそうだったような・・・。自衛隊出身の人の考え方の一端を知りたい方にはおすすめかな?2012/11/27

カットマン

3
本来の読書嫌いが復活して、もう殆ど本を読まなくなったが、ちと期する所があって再開。確かにこれタイトルと内容が違いますね。私も司馬史観のどこが太平洋戦争と関係するのかが徹底的に究明されていると思ったが、肩透かし。司馬問題はごく一部。著者は大東亜戦争と呼ぶことにしているのだから、出版社が営業的に勝手に付けた本ろう。でも、個人的には小泉靖国参拝が読売・朝日共闘を生んだという保守論壇界の当時の混乱を論じていておもしろかった。2020/04/19

epitaph3

3
日清戦争って、なに、明治二十七八年戦役と呼ぶべきなんかね?2013/12/31

スターリーナイト

1
2020-682020/08/23

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