内容説明
生きることについて考えたブッダの教えは、数千年が経っても常に新しい。妄想し、依存し、怒り、さまざまないのちから布施を受けながら返していない。そんな生き方をしているから幸福にならないのだ。ブッダの教えを学ぶことで、幸福への道がわかるようになる。スリランカ仏教界の長老が、日常に役立つブッダの教えを一日一話形式で説く。
著者等紹介
スマナサーラ,アルボムッレ[スマナサーラ,アルボムッレ][Sumanasara,Alubomulle]
上座仏教(テーラワーダ仏教)長老。1945年4月、スリランカ生まれ。13歳で出家得度。国立ケラニヤ大学で仏教哲学の教鞭をとる。1980年に来日。駒澤大学大学院博士課程を経て、現在は日本テーラワーダ仏教協会で初期仏教の伝道と冥想指導に従事している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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めしいらず
30
迷った時に手に取り、たまたま開いたそのページを読む。たったそれだけでもずいぶん楽になれる。どんな迷いだって源は自分から発している。問題はいつだってシンプル。それを自分がどんどん複雑にしてるだけ。自分を滅することができれば、自ずと道は見えてくるのかも知れない。また、情報や便利さ、時代の潮流を追ってばかりいると、却って多くの問題を抱え込んでしまう。大事なことを置いてけぼりにしてしまう。ゆったりとした歩みで、ちっぽけな自分自身を見つめることが大事。2012/12/08
シュンスケ
11
366日分の、ブッダの教えがつまった本。なるべく1日1話づつ(忘れてたときはいっきに読み進め)1年間かけて読んだ。宗教というよりも、この現実とどう向き合って生きていくか、簡潔な言葉で説明されている。1話が半分のページで完結するのでさすがに抽象的なのも多いけど、繰り返し読んだり、スマナサーラ氏の他の本(怒らないこと、とか)も参考にすることでだんだん理解が深まってきている。2015/01/08
みゃーこ
10
結局人の一生なんてシンプルこの上ないんだ。ってことをわからせてくた。今この瞬間に生きている、いま、この瞬間のことしかできないんだって。一つ一つの言葉が心を洗い流してくれる。心をきれいにすること、そこに幸せがある。っていうけど、どうしたらきれいな心になるの?って思うけど、大丈夫、その答えもちゃんと書いてありました。2012/07/24
conyTM3
9
一日一話をもう何年繰り返して読んでいるか分からないぐらい、私にとって大切な本。 毎朝読むことで心を落ち着け、昨日の続きではない新しい一日としてスタートさせるためのアドバイスが詰まった一冊。2021/02/11
にらさき
5
オーディオブックより。思っていたよりも具体的かつ合理的な考えであった。すぐ結果が出るようなハウツーでは無いものの、"すぐ使えるものは、すぐ使えなくなる"とも言うので気長に付き合ってく本になりそう。2017/08/04