出版社内容情報
日本を代表する詩人50人の詩アンソロジー。
つらいときや苦しいとき、そしてうれしいとき、いつもあなたのそばにいて勇気をくれ励ましてくれる詩が見つかります、きっと。
どうぞ、ここにある一編の詩を読んでください。生きることがつらくなったり、自分自身を支えきれなくなった時、ここにある一編の詩を読んでください。一編の詩があなたに話しかけるでしょう。それをそのまま受けとめてほしいのです。
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［50編の詩の作者］糸井重里／立原えりか／すずきゆかり／岡崎純／玉城千春／小林育子／田村隆一／大岡信／吉田美和／谷川俊太郎／工藤直子／葉祥明／川崎洋／高階杞一／宮沢和史／ビートたけし／吉元由美／金井雄二／覚和歌子／まど・みちお／福山雅治／田中章義／黒田三郎／辻征夫／宇佐美孝二／大橋政人／草野
［一］願い
［二］喜び
［三］だいじょうぶ
［四］もうすぐ
［五］生きよう
目次
１ 願い（ひとつやくそく（糸井重里）
どんな人にも（立原えりか） ほか）
２ 喜び（今日（工藤直子）
眼覚めた時（葉祥明） ほか）
３ だいじょうぶ（泣いたりしないで（福山雅治）
笑うこと（田中章義） ほか）
４ もうすぐ（未知へ（木村信子）
Ａｎｙ（桜井和寿） ほか）
５ 生きよう（百日目（津坂治男）
わたしの中にも（新川和江） ほか）
著者等紹介
水内喜久雄［ミズウチキクオ］
１９５１年福岡県生まれ（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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やすらぎ🍀
159
一偏の詩が育ててくれた。一偏の詩が励ましてくれた。だから大好きな詩を届けたい。50人の50編を綴る。きみと話がしたい。私たちのなかには大きな木がある。孤立はしているが孤独ではない木が。目覚めてから微笑むまでの時間はどれくらいだったろう。静寂に耳を澄まして悲しみを分かり合いたいんだ。その涙、私のものに。暖かな光射す方へ、爽やかな風追いかけて。ここにも白い蝶がヒラヒラ舞い立っている。はじめての青空を忙しそうに飛び回っている。そんなとき地球はやっぱりまるいと思う。胸の鼓動もときめきも、人の心はあったかいと思う。2022/12/18
ひろちゃん
81
ドリカムの「何度でも」の歌詞がはいってた。「あなたの名前を叫ぶよ」のところに惹かれた。あとは「私が響いてる」とか共感出来る詩があった。詩ってやっぱりいいなと思った。2016/02/21
モリー
58
今、辛くて学校に行けずにいる子供達、自分の存在を消してしまいたいと思うほど絶望している人たちにこの詩集を届けられたらいいのになぁと強く思いました。水内喜久雄氏の確かな目で選び出された数々の詩は、タイトル通り私を強く抱きしめてくれました。この中から一編、坂本このさんの詩『あと三日』の最初の三行を抜粋してご紹介します。「あと三日生きてみよう/今はまだ蕾のバラが/甘い香りを教えてくれるから」私は、一編の詩にも、人の命を救う程の力があると信じます。これまで何度、詩に救われただろうか。2019/09/12
ロマンチッカーnao
27
生きるのが辛くて仕方ない人、生きるのを諦めけている時に読んでほしい詩でまとめられています。詩人に限らずに、ビートたけしさんや甲本ヒロトさん、宮沢和史さん、福山雅治さん、吉田美和さんなど、言葉の力、詩の力を信じて、人を助けることが出来る、生きる力に少しでもなれると信じて編集されたんでしょうね。素晴らしい詩集だと思います。2019/09/30
なななお
24
掲示物を作りたいから、詩を選んで欲しいと依頼され、自分の本棚にあった詩集を読む。…この詩集、最強と思う。人気の曲もセレクトされているアンソロジー。一作目から、とても沁みる。次も沁みる。そのまた次も…。ネバーエンディングに沁み続けるので、いつの間にか心が解けている。辛さ悲しさでガチガチだったのに。アンソロジーで一冊丸々沁みる詩集はなかなかお目にかかれない。それもそのはず。自死が増えた昨今を憂い、急遽編纂されたと前書きにある。そうか。私も抱きしめられたのか。2022/07/21
