出版社内容情報
気の弱い、ぶきっちょのきりんさんが大変身!
きりんのジェラルドは、苦手なダンスを動物たちにからかわれ、恥ずかしくて悲しくて、お家に帰ろうとします。そこにコオロギがあらわれて……。
年に一度のジャングルダンスまつりでは、ライオンがタンゴを、イボイノシシがワルツを、チンパンジーはチャチャチャを上手におどります。きりんのジェラルドは首が長すぎてダンスが苦手。おまつり広場に行くと、「おどれないくせに、なんできたの?」と動物たちにからかわれ、ジェラルドは悲しくて、広場から逃げだしました。
▼月を見上げてため息をつくジェラルドに、こおろぎが声をかけます。「きみがほんとうにおどりたいなら、音楽が聞こえてくるよ」そういってこおろぎはバイオリンをひいてくれました。すると、まあどうでしょう! ジェラルドのからだが自然に動きはじめました。首がゆらゆら、しっぽがぷるるん、足をよこにけって、宙返り! そんなジェラルドのダンスに気づいた動物たちがまわりに集まってきました。「きせきだよ! ジェラルドのダンスはだれよりも上手だよ!」
▼この絵本は、子どもに自分のもつ可能性の素晴らしさをやさしく教えてくれます。
内容説明
きりんのジェラルドは、おどりたいのに、足が細すぎて、首も長すぎます。年にいちどのジャングル・ダンスのおまつりでは、イボイノシシがワルツをおどり、チンパンジーはチャチャチャ、そしてライオンはタンゴをおどります。でも、「きりんはおどれないんだ」といって、みんながジェラルドをからかいます。そんななか、こおろぎだけは、ジェラルドがおどれると信じてくれました。そして「きみがほんとうにおどりたいなら、いつだって音楽が聞こえてくるよ」と教えます。そこでジェラルドは、自分の心のメロデイーに合わせて、体をゆらしはじめます。テンポのいいお話と、のびのびとしたイラストのこの絵本は、どの子どもにも、自分のもつ可能性のすばらしさを、やさしく教えてくれます。
著者等紹介
アンドレイ,ジャイルズ[アンドレイ,ジャイルズ][Andreae,Giles]
イギリスで爆発的人気となった漫画キャラクターの「パープル・ロニー」の作者。オックスフォード大学卒業。1998年にイギリスで児童書連盟による最優秀児童絵本賞を受賞。ロンドン在住
パーカー=リース,ガイ[パーカーリース,ガイ][Parker‐Rees,Guy]
ジンバブエで生まれ、ロンドンで育つ。ヨーク大学から英語と哲学の学位を得た後、学習障害を持つ人々にアートやクラフトを教えはじめる。1989年より、フリーランスのイラストレーターとなり、40冊以上もの絵本のイラストを描いている。ロンドン在住
まきの・M.よしえ[マキノM.ヨシエ]
翻訳家。心の栄養になる精神世界の本を主に訳している。児童書は、子どもたちが自分らしさを大切に、自信を持って育ちますように、との願いをこめて翻訳している。米国カリフォルニア州在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。