出版社内容情報
あるところに大きくて立派な館がありました。館の主人はお金持ちの貴族で、大勢のお客を招いては盛大なパーティーを開いていました。
あるところに大きな館がありました。館には金持ちの貴族が住んでいて、毎日盛大なパーティーを開いていました。「なんてりっぱな館でしょう」館を訪れた人々はみんな感心しました。館も自分はとてもりっぱな館だと思っていました。しかし、時がたち時代がかわると、館には住む人がいなくなりました。そして、館は街の片隅でひっそりとたたずんでいました。
▼そんなある日、男の人がやってきて「あんなりっぱな館を放っておくなんてもったいない」といいました。工事が始まりました。すると館はりっぱなホテルに作りなおされました。評判は広まり、たくさんの人が訪れるようになりました。それを見て、館はとても嬉しくなりました。そして、ホテルからレストランへと形を変えていった館は、いつからか街に欠かせない建物となっていきました。ところが……。
▼時代とともに姿を変えていった館の、心の変化を描いたお話。建築設計を経験した青山邦彦氏の細密画絵本。
内容説明
おおきなやかたでは、まいにちせいだいなパーティーがひらかれていました。「なんてりっぱなやかたでしょう」おとずれたひとびとのこえをきいて、やかたはとてもまんぞくでした。ところが…。ときがたちじだいがかわると、おおくのひとでにぎわっていたやかたは、まちのかたすみでひっそりとたたずむようになりました。ところがあるひ…。
著者等紹介
青山邦彦[アオヤマクニヒコ]
1965年東京都に生まれる。早稲田大学理工学部建築学科卒業。同大学院修士課程修了後、建築設計事務所入社。その後独立し、絵本を描きはじめる。第17回講談社絵本新人賞入選。2002年ボローニャ国際絵本原画展でノンフィクション部門入選。第20回ブラティスラヴァ世界絵本原画展に出展(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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