• ポイントキャンペーン

おおきなやかたのものがたり

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A4判/ページ数 1冊(ペ/高さ 32cm
  • 商品コード 9784569685991
  • NDC分類 E
  • Cコード C8793

出版社内容情報

あるところに大きくて立派な館がありました。館の主人はお金持ちの貴族で、大勢のお客を招いては盛大なパーティーを開いていました。

あるところに大きな館がありました。館には金持ちの貴族が住んでいて、毎日盛大なパーティーを開いていました。「なんてりっぱな館でしょう」館を訪れた人々はみんな感心しました。館も自分はとてもりっぱな館だと思っていました。しかし、時がたち時代がかわると、館には住む人がいなくなりました。そして、館は街の片隅でひっそりとたたずんでいました。

▼そんなある日、男の人がやってきて「あんなりっぱな館を放っておくなんてもったいない」といいました。工事が始まりました。すると館はりっぱなホテルに作りなおされました。評判は広まり、たくさんの人が訪れるようになりました。それを見て、館はとても嬉しくなりました。そして、ホテルからレストランへと形を変えていった館は、いつからか街に欠かせない建物となっていきました。ところが……。

▼時代とともに姿を変えていった館の、心の変化を描いたお話。建築設計を経験した青山邦彦氏の細密画絵本。

内容説明

おおきなやかたでは、まいにちせいだいなパーティーがひらかれていました。「なんてりっぱなやかたでしょう」おとずれたひとびとのこえをきいて、やかたはとてもまんぞくでした。ところが…。ときがたちじだいがかわると、おおくのひとでにぎわっていたやかたは、まちのかたすみでひっそりとたたずむようになりました。ところがあるひ…。

著者等紹介

青山邦彦[アオヤマクニヒコ]
1965年東京都に生まれる。早稲田大学理工学部建築学科卒業。同大学院修士課程修了後、建築設計事務所入社。その後独立し、絵本を描きはじめる。第17回講談社絵本新人賞入選。2002年ボローニャ国際絵本原画展でノンフィクション部門入選。第20回ブラティスラヴァ世界絵本原画展に出展(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

61
昔、貴族の住まいとして建てられた〈やかた〉は意思を持ち、時の流れを見つめます。かつて、盛大なパーティが開かれ、華やかな衣装に身を包んだ人々から「立派なお屋敷」と讃えられたやかた。時が過ぎ、住む人がいなくなったやかたは、さまざまな人の手で何度も生まれ変わります。ホテル、レストラン、ショッピングモール、そして……。人の世は移り変わっても、家は人と一緒に生きています。2015/05/02

tokotoko

53
久しぶりに図書館で、日本の作家さんの絵本を選んできました。「おおきなやかた、いいなぁー!」という理由です。作者は、建築のお仕事を経て、絵本の執筆を始められたと紹介文に書いてありました。絵もとっても上手です。しかもね、やかたの気持ちや願いがとーってもよくわかるみたい。やかたの・・・幸せもね!!読んだあと、ふっと自分の家・・・今きっと不幸だ!泣いてるな!!と思いました(きたないから)。明日はお掃除がんばります。2015/04/10

花林糖

17
建物の絵が細かく描かれていて綺麗。館の正面真ん中が顔(髭のおじいさん)の様に見えて館の心境が上手く表現されてる。2015/03/09

いっちゃん

16
建物側から見たら、どんな風に使ってもらえるのがうれしいのかよくわかる。ショッピングモールもいいし、ホテルもいい。最後はとてもあたたかいうちになって安心した。2015/11/16

Lesen

16
移り変わって行く館の物語。初めは貴族の家、次にはホテル等々。同じ館であってもどんどん様変わりして行く様子が次はどんな館になるのかと楽しい絵本。最後はほっこり。やっぱり、使われてこそ住んでもらってこそですね建物は。「外はみすぼらしくても、館の中は綺麗だね」との事。2015/04/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/393151
  • ご注意事項

最近チェックした商品