出版社内容情報
カラオケで繰り広げられる奇想天外なお話。
ぼくとお父さんとお母さんの三人で、カラオケに行きました。みんながマイクを持って歌いだすと、歌の世界へと入り込んでしまいました!
今日は家族三人でカラオケにでかけました。カラオケボックスには、カラオケマシーンの「ミスターカラオケ」がいて、司会をしてくれます。ぼくたちは2時間のコースにしました。まずはぼくが「めだかの学校」を歌いました。次にお父さんが「森のくまさん」と予約しました。すると、ミスターカラオケは、節をつけて歌を紹介してくれました。「花のにおいに誘われて、ゆけばむこうに白い影、あなたにあえてよかったの」。早速歌いはじめると、不思議なことに森の中へとワープしてしまいました。つぎにお母さんが「かえるの合唱」を歌いました。みんなは池の近くでかえるの姿になって一緒に合唱します。今度は、ぼくが「いい湯だな」を歌いました。ぼくは裸になって大きな露天風呂で歌います。人でいっぱいのお風呂には、三匹の動物がこっそりまぎれこんでいます。
▼人気絵本作家、長谷川義史がおくる、ダイナミックなイラストと繰り返しの面白さが抜群の笑える絵本。
著者等紹介
長谷川義史[ハセガワヨシフミ]
1961年大阪府生まれ。『おたまさんのおかいさん』(解放出版社)で講談社出版文化絵本賞、『いろはにほへと』(BL出版)で日本絵本賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんごろ
164
これはですね、小っちゃなお子様が読むよりは、大人が読んだ方が、かなり楽しめると思います。何度でも再読できそう。ミスターカラオケがいい味だしてる。それにしても、おとうさんが…、哀れ(笑)。昭和の歌謡ショーを堪能できました。カラオケなのにね。子供と一緒に読めば、一緒に歌いながら楽しめそうです。2023/02/27
パフちゃん@かのん変更
59
面白かった!わたしはここに出ていた曲、全部歌えます。若い人にはむりかな?子ども向けじゃなくて中高年向きなのかもしれません。2014/04/19
憲法記念日そっくりおじさん・寺9条
38
『PHPわたしのえほん』での長谷川義史のシリーズでお馴染みの親子3人が今回はカラオケに挑戦。『カラオケ度チェック』や『カラオケ障害物レース』付きで楽しい。司会は体がモニターになっている怪人・ミスターカラオケ(笑)。採点しながらのカラオケだが、最初は童謡ばかり歌っている。息子が『いい湯だな』を歌うと巨大混浴温泉登場。湯舟には他作の登場人物であるエレベーターガールやキダタローが浸かっている。お母さんが『津軽海峡冬景色』を歌うと太宰治も登場。ラストは皆で山本リンダ熱唱。長谷川義史のサービス精神が横溢。2015/03/04
よんよん
35
家族でカラオケ。それぞれ楽しむ、みんなで楽しむ。絵本なので絵の細部に隠されたお笑いを楽しむ。長谷川さんの特徴あるタッチが心に残る。出てくる歌が全て知っているのは、嬉しいような年齢が分かるような、複雑。2018/01/31
ヒラP@ehon.gohon
34
出版が16年前ということで、レトロ感と安心感がまいなぜになった絵本です。 今どきの、子どもはアニソンか、やたら難しい曲を歌いだすので、親はそれについていくことに必死です。 この絵本、選曲は長谷川さん世代までかなぁと思いつつ、親としては居心地の良い絵本でした。 でも、読み聞かせにはちょっと抵抗感が。2021/08/24
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- 和書
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