出版社内容情報
話すのが苦手な一年生がどんどん変化して……。
一年生になったしゅうへいは、絵ばかり描いていてあまり話しません。でも、先生の楽しいアイデアで、彼は少しずつ変わっていきます。
しゅうへいは一年生になりましたが、学校の教室でなかなか声をだすことができません。絵は得意なので、教室でもひとりで絵ばかり描いていました。担任のあい子先生は、友達に「もう少し待ってあげてね」と話します。先生には秘策があるようです。
▼ある晴れた図工の時間に、先生の持ってきたTシャツに着替えると、みんなそれに好きに絵を描きました。しゅうへいも元気に絵を描きます。次にしゅうへいのお父さんが、スイカの畑をクラスみんなに作らせてくれました。みんなでどろんこになりながら、畑を耕します。しゅうへいは、体を動かしみんなと触れ合う中、少しずつ声が出はじめました。夏、スイカの収穫のあとは、ハロウィンのかぼちゃのようにくりぬきながら、スイカで顔をつくりました。楽しくて楽しくて、しゅうへいは思わず「きょうはいい日だね」と大きな声を出しました。
▼学校を舞台に数々の名作を生んでいる作者が描いた、一年生を励ます幼年童話。
内容説明
一年生のしゅうへいは、学校へくるとこえがでなくなってしまいます。「もんのところにこえどろぼうがいるんだ。すがたはみえないけどぼくだけねらわれているんだ…」―小学1~3年生向。
著者等紹介
宮川ひろ[ミヤカワヒロ]
群馬県に生まれる。新日本童話教室に学んだ後、『びわの実学校』に投稿。主な作品に『夜のかげぼうし』(第8回赤い鳥文学賞)『つばき地ぞう』(第3回新美南吉児童文学賞)
藤田ひおこ[フジタヒオコ]
香川県に生まれる。児童書や教科書の挿絵、絵本を中心に活躍中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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