出版社内容情報
しまうまの模様は、白地に黒? 黒地に白?
ある朝、人間の子どもがシマウマのしまこさんに尋ねました。「ねえ、きみって白いしま模様のある黒い馬? 黒いしま模様のある白い馬?」
ある朝、シマウマのしまこさんが朝ごはんを食べていると、人間の子供がやってきて尋ねました。「ねえ、きみって、白いしま模様のある黒い馬? それとも黒いしま模様のある白い馬?」しまこさんは「わかんないわ」と、答えました。だってそんなこと、自分では考えたことがなかったからです。「今までは白と黒のしま模様のある馬だって思ってたんだけど。でも、さあいったいどっちかしらね?」そこで、途中でやってきたきりんにどっちなのか尋ねると、「あら、どっちでしょ?」と驚いて答えました。だってそんなこときりんだって考えたことがなかったからです。「そう、もちろんあたくしなら茶色のまだら模様のある黄色いきりんなんだけど」でも、そういったとたん、きりんは心配になりました。「もしかしたらほんとは黄色い網目模様のある茶色いきりんだったりして?」
▼画面いっぱいに広がる迫力満点のイラストと、ユニークなお話で繰り広げる愉快な絵本です。
内容説明
しまうまって、しろいしまもようのあるくろいうま?くろいしまもようのあるしろいうま?4~5歳から。
著者等紹介
二宮由紀子[ニノミヤユキコ]
1955年、大阪府生まれ。『ムシャノコウジガワさんの鼻と友情』(偕成社)で産経児童出版文化賞推薦。「ハリネズミのプルプル」シリーズ(文溪堂)で赤い鳥文学賞受賞
あべ弘士[アベヒロシ]
1948年、北海道生まれ。25年間旭山動物園の飼育係として勤務。『あらしのよるに』(講談社)で産経児童出版文化賞JR賞、講談社出版文化賞絵本賞を受賞。『ゴリラにっき』(小学館)で小学館児童出版文化賞受賞。「ハリネズミのプルプル」シリーズ(文溪堂)で、赤い鳥さし絵賞受賞
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