出版社内容情報
秋の草花で遊ぶ、新米おまわりさんのお話。
ある日、ひなたむらに女の子が迷い込んできました。新米おまわりさんのくにさんが、秋の草花で遊びながら女の子を案内していきます。
ひなたむらで大きくなったくにさんが、新米おまわりさんになりました。村のみんなは、くにさんのことを子どもの頃からよく知っています。「りっぱなおまわりさんになったこと…」とおいもを届けにきたおばさんも言いました。
▼天気のいい日曜日、くにさんはいつものように自転車に乗って、パトロールにでかけました。すると、大銀杏の木の近くで子どもたちが集まっています。どうやら、見知らぬ女の子が道に迷ってしまったようです。女の子は丘の上にあるおばあちゃんの家に行く途中だと、涙を流しながら答えました。そこで、くにさんと子どもたちは、女の子を連れて、丘を目指して出発しました。
▼道の途中、草笛を吹いたり、くりのスプーンを作ったり、はっぱのシャワーで遊びました。くにさんは、おまわりさんの仕事を忘れて遊びに夢中です。秋の草花で遊んだ後は、おやつにおいしいやまぶどうを食べました。
▼あたたかい秋の色が、画面いっぱいに広がる一冊です。
内容説明
ひなたむらこうばんのおまわりさんになったくにさん。こどもたちといっしょに、まいごのおんなのこをあんないしてあげました。4~5歳から。
著者等紹介
すとうあさえ[ストウアサエ]
東京都生まれ。お茶の水女子大学児童学科卒業。幼児番組制作の仕事を経て絵本、ライターの仕事を始める
上条滝子[カミジョウタキコ]
東京都生まれ。現在、新聞・雑誌・単行本の世界で活躍中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。