出版社内容情報
著者H.ゴールドスタインは,ENIACの開発プロジェクトで重要な役割を果たし,その後,IBM社において計算機開発の歴史とともに歩んできた人物。本書はパスカルの計算機から始まり,ノイマンによるプログラム内蔵方式の電子計算機誕生までの歴史を述べた。『計算機の歴史 パスカルからノイマンまで』として1979年初版発行後,以来,長年にわたり多数の読者にご愛読いただいてまいりました。この度,多くの読者からの要望を受け単行本に改装し発行するものです。
第1部 第二次世界大戦までの歴史的背景
第2部 第二次世界大戦中の発達:ENIACとEDVAC
第3部 第二次世界大戦後:フォン・ノイマン型計算機と高級研究所
付録 世界各国の開発状況
ハーマン H.ゴールドスタイン[ハーマン ハイネ ゴールドスタイン]
末包 良太[スエカネ リョウタ]
米口 肇[ヨネグチ ハジム]
犬伏 茂之[イヌブシ シゲユキ]
目次
第1部 第二次世界大戦までの歴史的背景(18世紀以前;チャールズ・バベィジと解析機関;天文航海暦 ほか)
第2部 第二次世界大戦中の発達:ENIACとEDVAC(ENIAC以前の電子的な試み;弾道研究所;アナログ計算機と計数型計算機 ほか)
第3部 第二次世界大戦後:フオン・ノイマン型計算機と高級研究所(EDVAC後日談;高級研究所の計算機;オートマトン理論と論理機械 ほか)
著者等紹介
ゴールドスタイン,ハーマン・H.[ゴールドスタイン,ハーマンH.] [Goldstine,Herman H.]
1913年シカゴに生まれる。1933年シカゴ大学卒業(数学専攻)。1936年シカゴ大学よりPh.D.の学位を受け、同大学講師となる。1939年ミシガン大学助教授。1941年陸軍弾道研究所に入り、ENIACおよびEDVAC計画を推進。1946年高級研究所所員となり、フオン・ノイマンと協力して電子計算機の開発に従事。1958年IBM社に入り、同社研究部門の要職を歴任。1969年同社社友となる。1972年高級研究所所員に復帰
末包良太[スエカネリョウタ]
1948年東京大学工学部応用数学科卒業。元山梨大学教授、工学博士。専攻は数理工学、コンピュータの歴史
米口肇[ヨネグチハジム]
1952年名古屋大学理学部数学科卒業。元(株)日本ユニバック総合研究所代表取締役。専攻は計算機科学
犬伏茂之[イヌブシシゲユキ]
1957年自由学園卒業。元(株)日本ユニバック金融システム情報センター所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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