出版社内容情報
タヌキとキツネの生態から人間との関わりまで。
タヌキとキツネの知られざる生態、および昔からいかに人間と深く関わってきたかを具体的に興味深く描く、動物と人間と環境を考える一冊。
一昨年、東京都東久留米市の町中を流れる黒目川の河原に、タヌキの親子がすみついた。また、ロンドンでは、市街地にまでキツネがきて、エサをあたえるべきか否かの論争がおきた。どちらも、人間の自然開発による彼らの生存エリアの減少が引き起こしたものにちがいない。
▼本書は、キツネとタヌキの知られざる生活、生態を描くほか、昔からいかに深く人間とかかわってきたかを具体的な例をあげながら説くとともに、地球環境の大きな変化に警鐘を鳴らすものとなっている。
▼人間にもっとも身近な動物として、昔から神社にまつられたり、歌にうたわれたりしてきたキツネとタヌキは、生身の生きものとして、今も人里の近くでけんめいに生きている。生きものの世界のおもしろさや人間のくらしの奥深さについて、いろいろなことに気づかされ、考えさせられる一冊である。
▼写真とイラストが豊富に入っており、見ているだけで楽しく、また内容の理解をたすけてくれる。
●黒目川のタヌキ一家
●キツネとタヌキをくらべてみれば
●キツネとタヌキの名前のひみつ
●キツネもタヌキも半年でおとなに
●キツネとお稲荷さん
●たぬきだって大明神
●わが家の前にタヌキがぞろぞろ
内容説明
もっとも身近な動物として、昔から神社にまつられたり、歌にうたわれたりしてきたキツネとタヌキ。その意外な生態から人間とのかかわりまでを興味深く描く。小学中級以上。
目次
黒目川のタヌキ一家
キツネとタヌキをくらべてみれば
キツネとタヌキの名前のひみつ
キツネもタヌキも半年でおとなに
キツネとお稲荷さん
たぬきだって大明神
わが家の前にタヌキがぞろぞろ
著者等紹介
木暮正夫[コグレマサオ]
1939年、群馬県生まれ。『また七ぎつね自転車にのる』(小峰書店)で赤い鳥文学賞、『街かどの夏休み』(旺文社)で日本児童文学者協会賞を受賞。現在、日本児童文学者協会理事長
木暮健二郎[コグレケンジロウ]
1966年、東京都生まれ。イラストレーターとして、童画をはじめさまざまな分野で活躍中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けん
ゆむる
-
- 和書
- 小出楢重を慕う人々