内容説明
「電車を見て時計を合わせることも可能」ともいえるほど、世界一の定時性を誇る日本の鉄道。この正確さはどのようにして実現されているのか―。列車ダイヤの成り立ち、作り方、働く人々について長年運転システムの研究に携わってきた立場から詳細に解説。安全性の向上への貢献やICカードやスマホとの関係、AIやWithコロナ社会での鉄道のあり方など、最新の話題も充実させ、さらに50もコラムを配し、多くの知見を盛り込んだ“列車ダイヤのすべて”が分かる好著!
目次
定時運行の歴史
日本の鉄道の特徴
鉄道というシステム
ダイヤとは?
ダイヤを作る
その他の輸送計画
ダイヤを伝える
遅れずに運転する
遅れに強いダイヤ―列車ダイヤの頑健性
遅れたダイヤを回復する
AIはダイヤを作れるか?
withコロナ、afterコロナの時代へ
著者等紹介
富井規雄[トミイノリオ]
日本国有鉄道本社運転局列車課、東京システム開発工事局等を経て、(財)鉄道総合技術研究所。運転システム研究室長、輸送情報技術研究部長など。2007年千葉工業大学情報科学部情報工学科教授。2019年より日本大学総合科学研究所教授、鉄道工学リサーチセンター副センター長。専門は、鉄道のスケジューリングアルゴリズム、データ分析技術の列車運行品質向上への応用。京都大学博士(情報学)。国際鉄道運輸学会(International Association of Railway Operations Research)Honorary Member,交通政策審議会臨時委員、国土交通省技術基準検討会委員、日本鉄道運転協会理事。これまで、国際鉄道運輸学会President、運輸安全委員会委員(非常勤)、航空・鉄道事故調査委員会委員(非常勤)などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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