出版社内容情報
動物たちがにぎやかに歌う楽しい物語です。
雪を見たいカメくん。でも、カメくんは寒くなると眠ってしまいます。そこで仲間の動物たちが知恵をしぼってはじめたのは……。
カメくんが森の友だちと遊んでいると、冷たい風がピュ―ッと吹きました。雪雲が森に迫ってきています。みんなは雪が降ったら「遊ぼう」と楽しそうに話すのですが、カメくんは話に入っていけません。なぜなら、カメくんは、寒くなると眠ってしまい、雪を見たことがないからです。
▼仲間たちが話す、雪遊びのことを聞いて、カメくんも雪で遊びたくなりました。そこで、仲間たちはカメくんが眠らないように、順番に歌をうたいました。ところが、最後にカメくんが子守唄を歌うと仲間たちの方がすやすやと眠ってしまいました。
▼そのとき、空から白いものが降ってきました。みんなが眠っている側で、カメくんは一生懸命に雪だるまを作ります……。
▼雪を見たことのないカメくんのために仲間たちみんなが知恵を出し合って協力します。友情の大切さを伝えてくれる心あたたまる物語です。
内容説明
カメくんは、さむくなるとねむくなるので、ゆきをみたことがありません。「みたいな。みてみーたい。ふわあああ~」。4~5歳から。
著者等紹介
さくらともこ[サクラトモコ]
本名・阿部直美。東京都生まれ。瀬戸市はちまん幼稚園園長、聖心女子大学講師を経て、現在、乳幼児教育研究所代表。子どもの歌の作詞、作曲、振付、さらに絵本の創作など、幅広い分野で活躍中
にしうちとしお[ニシウチトシオ]
西内としお。横浜市生まれ、阿佐ヶ谷美術専門学校卒業後、アニメーション制作会社を経て、フリーとなる。現在、幼児向けアニメーション、イラストレーションの両分野で活躍中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。