出版社内容情報
ひめねずみのチロは富士山が大好き。でも、ツグミを案内すると、そこにはゴミの山が……。可愛いお話をとおして自然保護を伝える絵本。
日本の自然の象徴であり、日本人の心の故郷である富士山が、なぜ、世界遺産に選ばれないのでしょうか?――本書は、その答えとして、物語の中でゴミに汚された富士山の姿を紹介することで問いかけています。
▼主人公は、富士山のすそ野で暮らし、赤松のてっぺんから富士山を見るのが大好きな、ひめねずみのチロ。ある日、渡り鳥のつぐみと仲良しになり、つぐみにせがまれたチロは初めて登山道に案内します。最初は自慢気に案内するチロですが、あきカンに足をはさまれたウサギやゴミに群がるカラス、トラックで運ばれた大型ゴミに出会い、「ここは本当に富士山の森の中なの?」と、つぐみに問われて、ついには泣いてしまいます。
▼巻末には、動物写真家・中川雄三氏の美しい富士山とゴミで汚れた富士山、また、物語に登場する動物たちの写真も多数掲載しており、物語をとおして、子どもたちに自然環境を一人一人が守ることの大切さを、わかりやすく伝えています。
内容説明
とおくからみるととてもうつくしい富士山。でもひめねずみのチロとつぐみが富士山のもりでみつけたものは…?にほんいちの山富士山のしぜんをかんがえるおはなしです。4~5歳から。
著者等紹介
やなぎはらまさこ[ヤナギハラマサコ]
柳原雅子。グラフィックデザインに編集、児童図書や世田谷区・新宿区の民話や伝説の挿し絵、カレンダーの絵などと、幅広いジャンル。1984年、新宿新都心から鳴沢村字富士山に移住、木版画に「和紙の貼り絵」を組み合わせた独特の画風を確立。東京都世田谷区生まれ。女子美術短期大学造形科卒業。日本ワイルドライフアート協会会員、NPO法人「富士山クラブ」会員
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感想・レビュー
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