出版社内容情報
クラスで一番の泣き虫と思われていたはるのくん。でも、本当は違った。<人を理解することの難しさ>と<素晴らしさ>が伝わります。 クラスで一番の泣き虫だと思っていたはるのくん。でも、本当は違った。??人を理解することの素晴らしさと難しさを伝えます。▼学校の花壇の前で泣いていたはるのくん。三年一組で、たぶん一番おとなしい。あだ名は「弱虫泣き虫、はるのくん」。つけたのは、山木くんだ。ぼくは、一番小さいけど一番の弱虫じゃない。口ではいわないけど、ぼくもはるのくんのこと、弱虫の泣き虫だと思ってた。▼いま、クラスではやっているのは「お泊り」。たった一人でどこかに泊りにいくこと。山木くんは、いっぱいしてるから自慢ばかり。お泊りする子が増え、あのはるのくんもお泊りした事あるってきいて、ぼくのお泊りしたい気持ちが最高潮になった時、なんと、はるのくんから「お泊り」の誘いが!▼泊りにいったぼくは、はるのくんが「弱虫の泣き虫」ではなく、「優しい気持ちの泣き虫」なんだと知る。その事を山木くんに教えようとするが……。▼子供の心の内面に迫ります。
内容説明
「ね、ボール、とって」ぼくがいうと、はるのくんは足もとのボールをひろって、こっちをみた。ぼく、どきん、ってした。だって…、はるのくん、ないていたんだ。小学校初級~中級向。