出版社内容情報
たらたら山のきつねとくまは大の仲良し。何をするのも一緒です。ところがある日、くまが遠くに行くことに。寂しくなったきつねは……!? 田植えから稲刈りまで、米づくりを背景にしたきつねとくまの友情の物語。くまを思うきつねの優しさに、心を打たれます。▼たらたら山のきつねとくまは、とっても仲良し。何をするのも一緒です。ところがある日、くまが遠くに行って、しばらく戻ってこられなくなりました。春??一人になったきつねは田んぼを見て、いい事を思いつきます。▼夏??ぐんぐん育った稲の葉が虫に食べられ、さあ大変! かえるやかもに応援を頼み、稲を守ります。嵐がきた夜は心配で眠れず、あっちに行ったりこっちにきたり。きつねは、いつもいつもお米の事を考えていました。▼秋??やっと戻ってきたくまは、田んぼをみてびっくり。なんとそこには、くまの顔が描いてあったのです!▼作者が山形県で実際にくまの顔を描いた田んぼを作った体験をモチーフに作った絵本。巻末に、くまの田んぼやお米が出来るまでの様子を楽しく紹介しています!
内容説明
たらたらやまの、きつねとくまは、とってもなかよし。なにをするのもいっしょです。ところが、あるひ…。田んぼを舞台にくりひろげられるきつねとくまの友情のおはなし。4~5歳から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちょこちょこ
9
6歳0ヶ月の息子に読み聞かせ。きつねさんすごい!あんなに大きなくまくんが見守ってくれてたら寂しくないね。2020/01/29
こどもふみちゃん
5
意外な内容。田んぼで稲を作ります。作った稲は赤米を混ぜて植えられていて、実った稲はなななな・・・なんと! クマくんの顔が現れるんです。結構、目からうろこでした。お勧め(*^^)v 3・4・5・6・7・8・9歳向け。読み聞かせにもどうでしょうか?2012/07/18
猿田彦
3
いつも仲良く暮らしているくま君ときつね君。田おこしをしている時、手紙でくま君のお母さんが病気だと知り急いで看病に行った。きつね君は一人で田植え、雑草や害虫取はカモやカエルにお願いし、暑い夏も台風の日も田んぼのお世話を欠かしませんでした。その甲斐あっていねは元気に育ちくま君もお母さんの看病が終わり帰ってきました。大変だったでしょとねぎらうくま君に一人じゃなかったから平気だったよと応えるきつね君の指す方向には…。最後にくま君ときつね君が収穫した田んぼを作った体験が載っていてへぇーと倍楽しみました。2022/05/29
絵具巻
2
文京区立根津図書館で借りました。2016/05/01
ぬのさと@灯れ松明の火
1
稲作の過程がリアルに描かれています。なんも主人公を動物にしなくてもよかったんじゃないかなー、という気がなきにしもあらず。2011/08/17