出版社内容情報
高血圧、高血糖、高脂血症のいずれかを患う人は、死への連鎖を招くメタボリック症候群を心配しなければならない。メタボリック症候群とは何なのか。なぜ怖いのか。どうすれば予防できるのか。治療の方法は? 実際の例に則しながらこれらの疑問に丁寧に答え、ヒトゲノム解析の成果によって人類がこの病を克服する道を探る。
内容説明
いま日本人の多くがメタボリック症候群あるいはその予備軍の状態にあると言われ、大きな社会問題にすらなっています。メタボリック症候群とは一体どういう病気で、なぜ怖いのでしょうか。本書は、実際の症例に即しながら、高血圧、糖尿病、高脂血症、そしてメタボリック症候群について、ぜひとも知っておきたい事柄をやさしく解説します。また、ヒト・ゲノム解析の成果にもとづいて、この病を克服する道を探ります。「メタボ」がよくわかる入門書。
目次
1 高血圧は脳卒中の最大の原因
2 脳卒中と心臓発作の原因は動脈硬化
3 合併症が怖い糖尿病
4 血液中に脂肪分がふえる脂質異常症(高脂血症)
5 心臓突然死を招くメタボリック症候群
6 遺伝子が病気に関係する
7 代謝の司令塔「アディポネクチン」
著者等紹介
高野利也[タカノトシヤ]
1935年生まれ。1960年慶應義塾大学医学部卒業、2000年まで同大学医学部教授。この間、MIT研究員およびNIH訪問科学者、ケンブリッジ大学訪問教授、INSERM(フランス)訪問研究者などを務める。慶應義塾大学名誉教授。非常勤医師としても活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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