出版社内容情報
おかあちゃんとおとうちゃんが離婚して、おとうちゃんと来た新しい町の新しい小学校で、ゆかはとてもユニークな先生に出会った。 子どもたちの元気をひきだす、とてもユニークな先生が登場する物語です。 お母ちゃんとお父ちゃんが離婚して、お父ちゃんと来た新しい町の小学校で、3年生のゆかは大変ユニークな先生に出会いました。中津先生という女の先生です。がんばっている子どもたちをだきしめてくれる「だっこで、ぎゅっ」、校庭いっぱいに落書きをさせてくれる「らくがき大会」、新聞の折り込みチラシを山ほどもってきて教室でおもいっきりやぶく「びりびり大会」。中津先生のクラス3年3組の子どもたちは、勉強は一生懸命しますが、のびのびした雰囲気のなかにいました。両親の離婚ですっかり気落ちしていたゆかは、この新しい環境のなかでしだいに自分らしさをとりもどしていきます。 作者の岸川悦子先生は、実在の先生をモデルに、綿密な取材を経てこの作品を書き上げました。事実のもつ迫力と感動が伝わってくる力作です。
内容説明
「もういややー、『だっこで、ぎゅ』も、ごみひろいもいややー。ゆかは…ゆかは、ゆかの家族がほしいー」わたしははじめて、先生の胸に顔をうずめて、わあわあないた。小学中級以上向き。