出版社内容情報
童話作家・宮沢賢治の、教師時代の幻の授業を再現するノンフィクション絵本。それは「本当の幸福」を問う、まさに“心の授業”だった。 童話作家として有名な宮沢賢治。彼の、岩手県花巻農学校教師時代の、今見ても型破りでユニークな、幻の授業風景を再現する、感動のノンフィクション絵本。 賢治研究家としても有名な作家・畑山氏が、当時の教え子たちのもとを何回も訪ね、取材を重ねた内容に基づく物語です。 現代の荒れた教育現場に警鐘を鳴らす、賢治ファンのみならず、先生・親子・子どもと幅広く読んでほしい本。 この本では細胞の授業を再現。すべての生物の体は、細胞が集まってできています。そして、私たちが何かしようとすると、ちゃんと前から知っていたようにやってのけます。なぜか? それは、細胞一つ一つが、先祖からつながる何万年分もの記憶を持ちつづけているからです。 細胞は新しい記憶も貯えます。ですから、みんなが少しでもいい記憶を細胞に持たせてやろうと努力することは、未来を明るく幸福にするための第一歩なのだと、賢治は教えているのです。
内容説明
岩手県の小さな農学校で、この世で一番美しい授業を行った先生がいた。その名は宮沢賢治―。“ほんとうの幸福”を問う彼の“心の授業”を再現する、感動のノンフィクション絵本。小学上級以上。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mntmt
16
もし、タイムマシンがあったら、けんじ先生の授業に参加したいな。2015/09/10
はなびや
3
先生をしていた頃の賢治の幸せな様子が伝わってきます。2021/10/10
更紗
3
細胞の一つ一つが、両親から受け継いだ記憶、そのまた親たちから受け継いだ記憶。何千年分も、何万年分も、細胞はその記憶を大事に持ち続けている。嬉しいことも、悲しいことも、初めてのことも、身体のどこかが憶えている気がするのは、そんな細胞のせい・・・。一瞬一瞬が未来に繋がる。新しい記憶が豊かで平和に繋がるものであるように。私の細胞のはしくれも切望して止まない。2013/10/23
siosaiyobu
1
小学生に読み聞かせしました良本ですなまりながら読むと雰囲気出ます2013/06/10
tatte
0
図書館。2012/05/11
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