PHP創作シリーズ<br> 「アホウドリ」と生きた12年―無人島と少年船乗りの物語

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PHP創作シリーズ
「アホウドリ」と生きた12年―無人島と少年船乗りの物語

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  • サイズ A5判/ページ数 182p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784569681399
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8093

出版社内容情報

  江戸時代、嵐で船が漂流し、12年にわたって無人島暮らしを強いられた船乗りたちの物語。生きるための工夫と忍耐が心を打ちます。  江戸時代、嵐で船が難破、漂流し、流れ着いた無人島で12年ものあいだ暮らした船乗りの物語。実話をベースにした実感あふれる創作童話である。 土佐の回船問屋の三十国船、太平丸が嵐にあい、帆と舵を失い、十日の漂流のすえ流れ着いたのは、無人の火山島であった。その島が、伊豆諸島の最南端にある鳥島であったことは今ではわかっている。 乗っていたのは四人の船乗りであった。まだ少年といってよい若さの長平、船頭の重助、それに幸六、甚兵衛である。漂着した日から、絶望に打ちひしがれた四人の、無人島で生き残るための闘いがはじまった。 長平たち船乗りの生存のための必至の工夫、一方で、季節ごとに訪れる鳥(アホウドリ)の群れが幸運な食料の一部になったこと、仲間の死、幼き日に出会った少女おゆうへの長平の思い、孤島からの脱出のドラマ……。読みごたえのある感動の物語である。  

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ビシャカナ

3
伊豆諸島の鳥島に漂流した江戸時代の船乗りたち、事実に基づきながらも、彼らの中の一人、少年の長平に夢と恋というバックボーンを背負わせ膨らませた物語。江戸時代の不条理も盛り込みつつ、漂流生活やサバイバル生活での実在感ある描写、生きることを諦めない長平の心意気など、堂々とした物語。2017/04/16

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