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出版社内容情報
赤十字の旗の下、日本の看護の道に一生をつくした明治の女、萩原タケ。女性であることを誇りに、優しさと強さをもって、自立の道を切り開いた。
内容説明
女性として、人間として胸をはって働ける仕事があった!看護婦として、明治から大正、昭和を生きた萩原タケは日本のナイチンゲールとよばれた。そのひたむきな生き方は、真に自立する人間の強さとやさしさを伝えてくれる。小学上級以上向。
目次
男と女のちがいは
自由民権の風のなか
お針も手裏剣も
見えたともしび
看護の道へ
心の色は赤十字
病院という戦場で
めざめのとき
人災と天災にゆれる
夢を海のかなたに
命もやしつくして
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひろみ星☆
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図書館の児童書コーナーで伝記が読みたいと手に取った本。萩原タケの存在は初めて知った。女性の地位を高めるために尽力したタケをはじめ先人女性たちのおかげで今の男女平等の暮らしがあるのだと思った。ポーランドの戦災孤児たちを日本に避難させ優しく接するタケをはじめ日赤の看護婦たちの活動が一番印象に残った。その成り立ちから軍部に利用されていた日赤看護婦だけれど、本当はこのように平和のために活動したかったのだろうと思う。あきる野市役所五日市庁舎に行き、タケの銅像をこの目で見てみたいと思う。2023/01/13