出版社内容情報
情報網が発達した現代、顔の見えない犯人や不可思議な事件は急増している! 平成の四半世紀の歴史を重大事件の推理によって振り返る。
内容説明
平成も四半世紀が過ぎた。55年体制の崩壊と政権交代、バブル経済の破綻と「失われた20年」。そして、阪神・淡路大震災と東日本大震災。これらの変化により、今まであまり見られなかった、無差別に人々を傷つけるなどの動機不明な事件が起こるようになった。本書は、重大事件に隠された未解決の謎に焦点を当て、平成という時代をどのように生きるのかを問いかける一冊である。
目次
第1章 平成24~21年再生の時代(尼崎連続変死事件(平成24年)
PC遠隔操作事件(平成24年) ほか)
第2章 平成20~16年転落の時代(秋葉原無差別殺傷事件(平成20年)
岡山鍾乳洞地底湖行方不明事件(平成20年) ほか)
第3章 平成15~11年停滞の時代(泉南郡熊取町小4女児誘拐事件(平成15年)
北九州監禁殺人事件(平成14年) ほか)
第4章 平成10~6年不安の時代(和歌山毒物カレー事件(平成10年)
ドクター・キリコ事件(平成10年) ほか)
第5章 平成5~元年転換の時代(八戸市女子中学生刺殺事件(平成5年)
埼玉愛犬家連続殺人事件(平成5年) ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
中野(racoon)
12
★★★★☆ 読んだ記憶はしっかりあったけどそれでも再読。室蘭女子高生失踪事件はTVの特番で放送されたものをYOUTUBEで観たことがあって、行方不明になった子がすごく可愛かったのでめっちゃ印象に残ってる。熊取町は毎週水曜だか木曜だったかの連続自殺(?)事件も不気味だし謎の多い町だ…。2017/07/03
わった
9
なんでこういった事件になっちゃったんだろう…と思いながら読了しました。時代背景と共に紹介してあり、その時代の事件の特徴が出ており、全て気味が悪いですが…。時代も読み進めていくにつれ逆行していくので、技術の発達がいかに影響があるかもわかります。本冒頭では当たり前のように解決できていたことも、後半ではまだ技術が浸透しておらず未解決になってしまったものもあります。本当の意味での解決とは何なのか、を考えさせられる一冊です。2019/06/27
権現
6
凶悪犯罪は数十年前から継続して減少傾向にあるものの、犯罪に対する人々の意識は平成以降の方が高いという。筆者はその背景を犯罪そのものの変質にあると結論づけている。営利殺人や怨恨といった比較的わかりやすい犯罪の時代から、動機・ 目的が不明なものや、猟奇性の強いもの、また少年のような一般に凶悪犯罪と結びつきにくい人間による犯罪の時代に移行したというのだ。奇しくも平成はバブル崩壊とその運命を共にした時代でもあり、社会全体が指針を見失った荒野となる中で、それが犯罪の傾向に影響を及ぼした可能性を考えることは興味深い。2017/11/04
mana20
6
平成になってからの重大事件と未解決事件を特集した本。本の題名が良くないですね…誤解を招きます。私が勝手に重大事件でなおかつ未解決なものを書いた本だと思って購入したのですが…。内容は、平成をどんどん遡って記載されています。どの事件も、謎が尽きない、や心の闇は深い、と締めくくられ、うーん…人の心なんて他人にはわからないの十分承知だからわざわざ書かなくても…という表現ばかりでした。2015/04/05
3939タスタク
5
重大事件未解決ミステリーと云う表題に魅かれて借りたものの、特に目新しい新事実が出て来る訳でも無く正直物足りない内容でした。2013/07/14
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