出版社内容情報
源義経は、なぜ「不死伝説」とともに後世に語り継がれたか? 平清盛との関係から北行伝説まで、著者の集大成の考察を盛り込んだ好著。
内容説明
兄・源頼朝の挙兵に参じ、劇的勝利を重ねて壇ノ浦に平家を滅ぼした源義経。のち頼朝に疎まれ、奥州藤原氏に身を寄せるが、四代泰衡に攻められ、自刃して果てたという。しかし史書の不自然な記述や、奥州各地の北行伝説から考えるに、義経は生きていた可能性が高い。では、どこで、何をしていたのか?日本史最大の英雄の日本史最高の謎に迫る。
目次
第1部 義経はなぜ「悲劇のヒーロー」なのか(義経と清盛の知られざる因縁;雌伏の時代―空白の六年間の謎;天才軍人・義経―鮮やかすぎる平家追討戦;政治家・頼朝との越えられない壁)
第2部 義経はどこへ消えたのか(「北行伝説」に隠された秀衡のシナリオ;平泉を滅ぼした男・泰衡の謎;義経は奥州支配の野望を抱いていた?;『吾妻鏡』の矛盾;義経はどこへ消えた?;滅びの方程式)
第3部 周辺人物から見えてくる「義経」の実像(消えた黄金と忠衡の秘密;常陸坊海尊の秘められた任務;浄瑠璃姫が青森に現れた(?)理由
西行が果たした本当の役割
ジンギスカン伝説はなぜ生まれたか
著者等紹介
中津文彦[ナカツフミヒコ]
1941年、岩手県一関市生まれ。学習院大学卒。1982年、『黄金流砂』にて第28回江戸川乱歩賞受賞。歴史を題材としたミステリー、社会派推理分野で活躍。2012年4月24日、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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