出版社内容情報
「足元をぴかぴかと」「雨の日は花を買う」「話しすぎない」など、『暮しの手帖』編集長が考える、毎日にあたらしさをもたらす方法。
内容説明
暮らしも仕事もイキイキと。『暮しの手帖』編集長が行なっている小さなヒント。
目次
第1章 明日を楽しみに。―あたらしいことを、見つける(心の中のテーブル;約束の本当の意味 ほか)
第2章 今日もきげんよく。―小さな工夫で、日々の暮らしを楽しくする(水の色と水の味;簡素な手紙 ほか)
第3章 昨日にこだわらない。―いらなくなった「思い込み」は、捨てる(いらないものを探す;もので心を満たさない ほか)
第4章 毎日をちょうどよく。―自分のペース、ルール、バランスを見つける(ブレーキの使い方;ゆっくり歩く ほか)
著者等紹介
松浦弥太郎[マツウラヤタロウ]
1965年、東京生まれ。『暮しの手帖』編集長、「COW BOOKS」代表。高校中退後、渡米。アメリカの書店文化に惹かれ、帰国後、オールドマガジン専門店「m&co.booksellers」を赤坂に開業。2000年、トラックによる移動書店をスタートさせ、02年「COW BOOKS」を開業。書店を営むかたわら、執筆および編集活動も行う。06年より『暮しの手帖』編集長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こきよ
64
満たされるということはどういうことなのか。人によって様々なんだろうけど、あたりまえというものもこれまた人それぞれのあたりまえがあるものですね。いずれにせよこんな便利な世の中ではあるが、もう少し自分の頭と身体を使って日々暮らしていけたらと思う。2016/06/04
らじこ
42
丁寧で簡素な内容の素敵な本だった。松浦さんの本は本当に他人との向き合い方が丁寧で、慈しみに満ちているなと思う。温かく、じっくり少しずつ心の中に染み込んでいくような、そんな文章が心地いい。彼の気づきや価値観すべてに共感できるわけではないけれど、大義名分をもって仕事をするとか、雨の日は花を買うとか、面倒くさいと口にしないとか、そうした物事のマイルールを新しくするだけで新鮮な気持ちになれるならやってみようかなという気持ちになった。価値観を新たに色々とトライしてみたいと思う。2015/05/17
Eee
41
まわりのものや心の持ちようについて書かれていました。弥太郎さんの作品を読むといつも丁寧に暮らそう、穏やかに過ごそうと思えます。今回もそうでした。好奇心と掘ることは異なるという話。好奇心がありすぎて、興味が拡散してしまい、これといったものが手元に残らない経験をしてきました。1カ所をコツコツと深く掘り続けることの大切さが解かれています。好奇心は大切だけれど、掘ることも大切。これからは掘ることにも重きを置こうと思いました。2016/07/04
kawa
28
年をとってくると代わり映えにしない毎日が続きます。毎日毎日小説のごとき体験は望むべくもありませんが、いつもの散歩コースを逆さまに歩くだけで、今まで見えなかった風景に心をうわばれることがあります。あたらしいあたりまえも良いですが、あたりまえの中であたらしい発見、そんな感じで過ごすのも悪くないと思います。2020/05/30
らじこ
28
再読。うーん…美味しい。けれど相変わらずルールにこだわりがある人で固く、文章も押し付けがましい。それでも、好きだ、と思ってしまうところがこの本の魅力だろう。まったりとして丁寧で、読んでいるだけでじわりじわりとわくわく感が湧いてくる。アイディアやルール、ヒントが満載な本だ。ああ、こういう取り組みやってみよう。いいな、と思うものも多いし、それを一つ一つ成し遂げられたら、何か自分の中で変わりそうな気もしてくる。読んでいて一番思ったのは、わたしにもこうした自分が楽しく暮らすための工夫がほしいな、ということだった。2015/09/17
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- 和書
- 冥王様が通るのですよ!