出版社内容情報
都内の高校に通う、佑太、康世、義信。恋に友情、時に拳をあわせる三人の溢れる若さと、漲るエネルギーが巻き起こす青春グラフティ。
【著者紹介】
作家
内容説明
青春!?そんなもん、真っ只中の人間にわかるかよ!―佑太、康世、義信の三人は都内の私立高校に通う高校生。教科書なんて開かない。「道」で見つけた答えのほうが、与えられた答えより太く強いからだ。時に拳も合わせる“桜小僧(チェリー・ボーイ)”たちのハチャメチャな日々に呆れ、笑いながらも、恋や友情に身体を張ってぶつかる真っ直ぐな生き方に、思わず心が熱くなる青春小説の快作。
著者等紹介
ヒキタクニオ[ヒキタクニオ]
1961年、福岡市生まれ。デビュー作『凶気の桜』(新潮社)につづき『鳶がクルリと』(新潮社)が映画化され話題になる。『遠くて浅い海』(文藝春秋)で第8回大藪春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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YH
2
これ、是非ともクドカン脚本でドラマ化して欲しい。少年たちの友情も取り囲む大人もみんなイキイキしてるし、オモニを始め、老婦人もカッコいい!2020/11/21
ゆー
2
相変わらずヒキワールド全開☆ 単車の乗り回したり、女の子を追っかけたり普通の高校生の日常なんだけど、どんどんページをめくりたくなる!この小僧どもが次に何をやらかすのか気になってしかたなかったな! 2014/02/19
あべちゃん
0
僕が高校生の頃に単行本が出たからずいぶん時間をかけて文庫化されました。ついつい懐かしくなり買って読んでみたんですが、「狂気の桜」etc・・は結構夢中になって読んだ覚えがありますが、これにはそこまで魅力を感じませんでした。喧嘩っ早い高校生三人組の破天荒な日々を書いた青春モノです。でもこういう暴力あり恋ありの青春ものはもっと面白い作品があるので、自分の中ではイマイチです。2013/01/25
Campagnemon
0
暴力が多い描写は、この作者の見所です。やっぱり男としてはドキドキしてしまう。短編よりも長編の方が好きだったかな。2013/01/07
YH
0
面白かった。康世のおじいちゃんも佑太のお父さんも、主人公たち少年を取り巻く大人がとても魅力的。ちょっとぐれてても、こんな大人に囲まれている彼らは素敵な大人になれそう。2012/09/17