出版社内容情報
川端康成、美空ひばり、手塚治虫など昭和という時代を生きた著名人が遺した心揺さぶられる名言を、その時代背景や秘話と共に紹介する。
内容説明
「巨人軍は永久に不滅です」「私は貝になりたい」「見上げてごらん夜の星を」「開会式の最大の演出家、(略)それは太陽です」など、昭和という時代には、激動の64年間を象徴するような感動のフレーズが数多く生まれている。本書は、昭和を彩る事件・芸能・スポーツ・文学のなかから、時代が変わっても人びとの魂をゆさぶり続ける“ことば”をエピソードとともに紹介した珠玉の名言集である。
目次
第1部 スポーツ・芸能―エポック(時、昭和十四年一月十五日、安藝ノ海に屈す;「ああ栄冠は君に輝く」と歌われた数多くの熱闘;「幻の名馬」は無敗のまま天に帰っていった ほか)
第2部 小説・詩歌―エクリチュール(昭和のはじまりに死を選んだ作家;昭和の青春譜となった川端康成の名作;西條八十の、若く美しかった母へのおもい ほか)
第3部 事件・世相―ドキュメント(歴史的な難工事を経て開通したトンネル;平凡な家庭人は非凡な頭脳の持ち主であった;若いコックが出征時にもらった餞別 ほか)
著者等紹介
山折哲雄[ヤマオリテツオ]
1931年サンフランシスコ生まれ。東北大学文学部卒。国立歴史民俗博物館教授、京都造形芸術大学大学院長、国際日本文化研究センター所長などを歴任
槙野修[マキノオサム]
1948年東京・渋谷生まれ。慶應義塾大学文学部卒。朝日新聞社などで雑誌・書籍の編集に携わったのち、80年に編集工房「離山房」を設立。主に美術、文芸・紀行関係の書籍を制作。95年ころより著作活動をはじめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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